働く人々のセルフ・コンパッションがCovid-19への恐れと主観的幸福感の関係に与える影響
土屋佑介
大阪産業大学経営論集, 巻:24, 号:2, 開始ページ:81, 終了ページ:94, 2023年04月, [筆頭著者]
日本語, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
副業研究の発展可能性
土屋佑介; 安達晃史; 西大輔
大阪産業大学経営論集, 巻:24, 号:2, 開始ページ:1, 終了ページ:14, 2023年04月, [筆頭著者]
日本語, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
心理的安全と職場同一化のメカニズム―自律的援助要請行動と仕事の負担感を含む調整的媒介モデル―
土屋佑介; 松下将章
人材育成研究, 巻:18, 号:1, 開始ページ:3, 終了ページ:15, 2022年12月, [査読有り], [筆頭著者]
日本語, 研究論文(学術雑誌)
Authentic Leadership and Subordinates’ Well-Being: The Mediating Effect of Self-Compassion Takaki Ohya; Yusuke Tsuchiya; Hiroaki Matsushita
Academy of Management Proceedings,
巻:2022,
号:1, 2022年08月,
[査読有り]Academy of Management, 英語, 研究論文(国際会議プロシーディングス)
DOI:https://doi.org/10.5465/ambpp.2022.16914abstractDOI ID:10.5465/ambpp.2022.16914abstract,
ISSN:0065-0668,
eISSN:2151-6561 日本企業における研究職からスタッフ職への人事異動現象
土屋佑介
大阪産業大学経営論集, 巻:23, 号:2-3, 開始ページ:137, 終了ページ:148, 2022年07月, [筆頭著者]
日本語, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
共同研究・競争的資金等ID:30151827
職業的アイデンティティ・ワークのスコーピングレビュー―文化心理学の視点から―
土屋佑介
大阪産業大学経営論集, 巻:22, 号:3, 2021年07月, [筆頭著者]
本研究の目的は、職業的アイデンティティ・ワークについて既存研究で明らかになっていること、および展望につながるリサーチ・ギャップを特定することであった。スコーピングレビューに基づいて、職業的アイデンティティ・ワークに関する25文献を特定し、研究内容を要約表に整理した。その結果、東洋と西洋で異なる文化的自己観を持つという文化心理学研究を参照したアイデンティティ・ワーク研究は存在せず、今後の展望として期待できることが明らかになった。
日本語, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
共同研究・競争的資金等ID:30151827
Timmermans and Tavory (2012) のアブダクティブ分析―驚くべき発見事実を基に説明仮説を創り出す―
土屋佑介; 大野陽子; 辺見英貴; 田村祐介
大阪産業大学経営論集, 巻:21, 号:2-3, 開始ページ:27, 終了ページ:41, 2021年04月, [筆頭著者]
本研究の目的は、哲学者チャールズ・パースの概念「アブダクション」に基づくアブダクティブ分析 (Timmermans & Tavory, 2012) を整理、検討することである。近年注目されているこの質的手法を検討するにあたって、本研究は、グラウンデッド・セオリー・アプローチの問題点、アブダクション分析の構成要素、アブダクション分析の実践という3つのセクションに分けて議論を展開した。その結果、本研究は2つの貢献を提案している。第1に、アブダクティブ分析は、質的研究における方法論と実践を結びつけるのに役立つこと。第2に、アブダクティブ分析をレビュー論文に適用することができることである。最後に、Timmermans and Tavory (2012) に関する2つの限界について言及した。
日本語, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
ケース・スタディの2つのテンプレート―Eisenhardt (1989) とGioia, Corley and Hamilton (2012) の比較検討―
土屋佑介; 辺見英貴
大阪産業大学経営論集, 巻:21, 号:2・3合併, 2020年06月, [筆頭著者]
The purpose of this research is to clarify the GioiaMethodology (Gioia, Corley, & Hamilton, 2012), which
has attracted attention as a qualitative method. Through a comparative analysis with the Eisenhardt (1989)
template, we divided it into five items; epistemological foundations and research orientation, the need for
prior research, data collection, logic of the analysis, and rhetoric of the writing. As a result, we proposed a
taxonomy that organized the commonalities and differences between the two templates, and introduced a
method to increase the rigor of case studies. Finally, we discussed three limitations in Gioia et al.(2012).
日本語, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
企業内研究者のアイデンティティ・ワークに関する研究(学位論文)
神戸大学大学院経営学研究科博士論文, 2019年03月
日本語
援助要請行動が学習を促す職場風土と職業的アイデンティティとの関係に与える影響
土屋佑介; 松下将章
人材育成研究, 巻:14, 号:1, 2018年10月, [査読有り], [筆頭著者]
百貨店に勤務する若手従業員165名を対象として、学習を促す職場風土が従業員の職業的アイデンティティの形成と援助要請行動に与える影響を調べた。その結果、学習を促す職場風土は従業員の職業的アイデンティティの形成に正の影響を与えたが、援助要請行動による負の調整効果もあった。そこで、学習を促す職場風土においては、若手従業員が上司や同僚に助けを求めることで、職業人としての未熟さを認知させる可能性を考察した。(第1節と第2節1・2・3項を担当。また第5節と第6節は共同で執筆。)
総ページ数: 15ページ
日本語
アイデンティティ・ワーク研究の展開と今後の展望
土屋 佑介
神戸大学大学院経営学研究科大学院生ワーキング・ペーパーシリーズ 201801a, 2018年04月
日本の経営学で包括的レビューのないアイデンティティ・ワーク概念の研究展開と今後の展望を示した。アイデンティティ・ワークは「人々が一貫性と独自性の感覚を生み出す構造の、形成、修復、維持、拡張、あるいは修正に取り組む活動」を定義とし、アイデンティティが挑むべき課題となったり、問題となったりする状況を先行要因に、これに対処する人々の様々な活動を捉えてきた。そして、今後の展望として、アイデンティティが挑むべき課題となりやすい女性管理者や技術者、人事異動とダイバーシティ/ワーク・ライフ・バランスを対象とすることが示された。
総ページ数: 28ページ
日本語
A Critical Review of Organizational Identification: Introducing Identity Work to Examine Dynamic Process
Journal of Organizational Culture, Communications and Conflict Volume. 21 Issue. 2, 開始ページ:1, 終了ページ:10, 2017年12月, [査読有り]
社会的アイデンティティ理論に基づく組織アイデンティフィケーション研究が、社会的地位が低い組織や仕事に携わるにもかかわらず、強く同一化する人や、この逆の人がいることを説明できない点を問題とした。アイデンティティ・ワーク概念は、アイデンティティに働きかけられることで生じる人々の多様な活動を捉える概念であり、組織アイデンティフィケーション研究が説明できない事象を捉えるために有用だと位置づけられた。
総ページ数: 10ページ
英語
リーダーとしてのアイデンティティにおける変化と維持―ゼミ幹事による主張と他者からの承認を経た実践
土屋佑介; 金井壽宏
神戸大学大学院経営学研究科ディスカッションペーパーシリーズ2017・8, 2017年
ゼミ幹事が、自身のリーダーとしてのアイデンティティを主張し、他者から承認あるいは拒否されるプロセスを通じ、いかにアイデンティティの変化と維持を両立していくかについて、ある社会科学系学部のゼミ幹事であるIと所属ゼミの場における1年に渡るフィールドワークを行なった。その結果、Iが少年時代に形成したリーダーとしてのアイデンティティを、ゼミで修正せざるを得なくなった一方、内定先企業ではそれを維持する活動があることを示した。(担当部分は、共同研究につき抽出不可。)総ページ数: 15ページ
日本語
組織アイデンティフィケーション概念の精緻化を通じた新たな研究領域に関する理論的検討
土屋 佑介
六甲台論集―経営学編, 巻:63, 号:2, 開始ページ:127, 終了ページ:142, 2016年09月
組織アイデンティフィケーション概念の理論的検討を通じ、新たな研究領域を探索した。その結果、既存研究では人々の認知や行動が、組織や集団のアイデンティティに規定されていたが、近年、多様な認知や行動があると指摘され始めたことを示した。考察では、人々の多様な認知や行動の統制について、従業員が職場のレイアウトや組織のシンボルをいかに使用し、管理者がその使用をいかに管理するかを今後の課題に挙げた。総ページ数: 15ページ
日本語
組織アイデンティフィケーションのプロセス:入社前の学生を対象として
土屋 佑介
神戸大学大学院経営学研究科修士論文, 2016年03月
なぜ、大企業よりも先んじて内定を出したベンチャー企業に学生は留まるのか。これは入社前から学生が企業にアイデンティフィケーションしているからではないか。ベンチャー企業の内定者11名へのインタビュー調査の結果、彼・彼女らが組織成員ではないにもかかわらず、あたかも組織成員のような態度や認識をもっていたことが明らかになった。
総ページ数: 89ページ
日本語
知覚された組織的支援が本業の職務満足感に与える影響に対する副業実施の調整効果
土屋佑介
日本情報経営学会関西支部第278回例会, 2023年07月
2023年07月 - 2023年07月, 日本語, 口頭発表(一般)
Authentic Leadership and Subordinates’ Well-Being: The Mediating Effect of Self-Compassion.
Ohya,T; Tsuchiya,Y; Matsushita,H
82nd Annual Meeting of the Academy of Management, 2022年08月
2022年08月 - 2022年08月, 英語, 口頭発表(一般)
企業内研究者のキャリア移行過程:内勤職への職種変更に伴うアイデンティティ・ワーク
日本経営学会第94回全国大会, 2020年09月, 日本経営学会, [国内会議]
日本語, 口頭発表(一般), 慶応義塾大学(Zoom による開催)
本報告の目的は、企業で働く研究者の内勤(スタッフ)職への職種変更に伴う職業的アイデンティティの脅威とその対処の解明であった。大手製造業の研究所における参加観察と7人へのインタビュー調査を行なった。その結果、「まだ研究者として自分はやれる」といった粘りでもって、職業的アイデンティティの保持という対処をする場合と「研究者でいられないのは仕方がない」といった諦めでもって、職業的アイデンティティの転用という対処をする場合とに分かれていることを発見した。この発見を示すことで、既存のアイデンティティ・ワーク研究の説明を補完できた点を理論的貢献として挙げた。
企業内研究者のキャリア移行過程:内勤職への職種変更に伴うアイデンティティ・ワーク
日本経営学会関西部会第650回例会, 2019年12月, 日本経営学会関西部会, [国内会議]
日本語, 口頭発表(一般), 大阪産業大学
本報告の目的は、企業で働く研究者が内勤職への職種変更において直面する職業的アイデンティティの脅威に対処する過程の解明であった。大手製造業の研究所における参与観察と7人へのインタビュー調査の結果、次の2点を明らかにした。第1にアイデンティティ・ワーク研究が取りこぼしてきた下方への移行を明らかにした。第2にアイデンティティ・ワークを駆動する感情として諦めの感情を提示した。
心理的安全と創造性のメカニズムに関する研究:援助要請と援助要請遅延を含む調整的媒介モデルの検討
松下将章; 藤井暢人; 土屋佑介; 王勝男
2019年度組織学会研究発表大会, 2019年06月, 組織学会, [国内会議]
日本語, 口頭発表(一般), 駒沢大学
In this paper, we examine the effects of psychological safety on employee creativity. We propose that the autonomous help seeking of employee serves as a mechanism reflecting how psychological safety affect individual creativity. We further argue that these relationships are moderated by the help seeking delay of employee. We developed a moderated mediation model to test our hypotheses. The results suggest that (1) there is a positive relationship between psychological safety and employee creativity,
( autonomous help seeking of employee mediated the relationship between psychological safety and employee creativity, (3) the indirect effect of psychological safety on employee creativity (via autonomous help seeking of employee) is weaker when the employee tend to delay in help seeking. The theoretical and practical implications of these findings are also discussed.
Shaping sustainable careers after losing R&D stuff: Toward understanding of transferring and dealing with the crisis of professional identity
International Conference on Business, Economics, and Informational Technology, 2019年03月
英語, Fort Canning Lodge, Singapore, シンガポール
従来のモデリング理論を基にした研究では説明が難しい研究職から事務職への人事異動を受けた7名の元研究者を対象に、なぜ彼・彼女らが事務職においても活躍できるのかを、研究者でありながら事務職でもあるという転用プロセスを通じて理解した。
The effect of leadership style on organizational justice perceptions of the Non-regular employees
王勝男; 土屋佑介
International Conference on Business, Economics, and Informational Technology, 2018年03月
英語, 大阪府立大学 I-site なんば、大阪
既存の組織的公正性研究が、非正規社員の組織的公正性を高めるリーダーシップ・スタイルを検討していないことから、変革型リーダーシップが非正規社員の組織的公正性認知に与える影響に関するレビューを報告した。その結果、変革型リーダーシップは非正規社員の手続き的公正性認知と相互作用的公正性認知に正の影響を与えるという仮説を提示する一方で、分配的公正性認知に関しては負の影響を与えるという仮説を提示した。
Critique of the Process of Organizational Identification: Introducing New Framework of Identity Work
International Conference on Business, Economics, and Informational Technology, 2017年03月
英語, Westin Resort Hotel in Tumon, Guam, 米国
組織アイデンティフィケーション研究が、人々の認知や行動が組織や集団のアイデンティティに規定される点を問題として報告した。アイデンティティ・ワーク概念は、アイデンティティに働きかけられることで生じる人々の多様な活動を捉える概念であり、この問題を解決する概念と主張した。考察では、職場設計の変化、汚れ仕事への従事、矛盾した要求がある時に、人々がいかに活動するかについて探求することを今後の研究に挙げた。
組織アイデンティフィケーションのプロセス: 入社前の学生を対象として
組織学会2016年度研究発表大会, 2016年06月
日本語, 兵庫県立大学
ある企業の内定者11名を対象として、彼・彼女らが内定先組織との間でつながりを見出すプロセスについて、組織アイデンティフィケーション概念に基づいた考察を報告した。その結果、すぐにつながりを見出す直感型、企業を調べながらつながりを見出す探索型、企業に合わせて自分を変えてつながりを見出す模倣型という3パターンを示した。考察では、この違いがつながりを見出す範囲と時間の2要因で生じる可能性を指摘した。
ハクティビストのアイデンティティ・クレーム:国際的ハッカー集団「アノニマス(Anonymous)」の組織化原理に着目して
土屋佑介; 中原翔
日本情報経営学会関西支部第242回例会, 2016年02月
日本語, 兵庫県立大学
ハッキングを通じて自らの利害を満たそうとする国際的ハッカー集団「アノニマス(Anonymous)」のハクティビスト(hacktivist)を対象として、彼らがどのように組織化されているのかを報告した。その結果、この集団が自らの存在の境界を定めるアイデンティティ・クレームを通じて組織化されていることを示した。