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平野 英史(ヒラノ エイジ)
教育学部 学校教育教員養成課程 芸術講座 | 准教授 |
教育学研究科 |
研究者情報
■ 学位■ 研究キーワード
■ 研究分野
■ 経歴
- 2023年04月 - 現在, 埼玉大学, 教育学部 芸術講座 美術分野(工芸・美術教育)
- 2022年04月 - 2023年03月, 静岡文化芸術大学, デザイン学部 匠領域(金属工芸・鍛金)
- 2017年10月 - 2022年03月, 岩手大学, 教育学部 美術コース(美術教育)
- 2015年04月 - 2017年09月, 帝京科学大学, 教育人間科学部 幼児保育学科(図画工作教育)
- 2010年04月 - 2013年03月, 東京学芸大学, 大学院連合学校教育学研究科(博士課程), 芸術系教育講座
- 2006年04月 - 2008年03月, 東京学芸大学, 大学院教育学研究科(修士), 美術教育
- 2000年04月 - 2002年03月, 東京学芸大学, 大学院教育学研究科(修士), 金属工芸
- 1995年04月 - 2000年03月, 東京学芸大学, 教育学部, G類 工芸専修
- 2024年11月, 最優秀賞, 岩手工芸美術協会
- 2023年11月, 審査員特別賞, 岩手工芸美術協会
- 2022年03月, 淡水翁賞 最優秀賞, 公益社団法人美術工芸振興佐藤基金
- 2021年11月, 岩手県芸術選奨, 岩手県
- 2021年11月, 特選, 公益社団法人日展
- 2021年05月, 会員佳作賞, 公益社団法人日本新工芸家連盟
- 2020年11月, 工芸大賞, 岩手工芸美術協会
- 2020年10月, 芸術祭賞, 岩手芸術祭実行委員会
- 2019年05月, NHK会長賞, 公益社団法人日本新工芸家連盟
- 2018年05月, 彫刻の森美術館賞, 公益社団法人日本新工芸家連盟
- 2012年05月, 奨励賞, 公益社団法人日本新工芸家連盟
- 2001年11月, 佳作賞, 財団法人素形材センター
- 2000年11月, 会長賞, 財団法人素形材センター
業績情報
■ 論文- 伝統建築・伝統工芸の技術と文化の継承に関する匠領域の教育・研究
新妻 淳子; 藤井 尚子; 荒川 朋子; 平野 英史; 小田 伊織; ニイツマ ジュンコ; フジイ ナオコ; アラカワ トモコ; ヒラノ エイジ; オダ イオリ
静岡文化芸術大学研究紀要, 巻:23, 号:1, 開始ページ:111, 終了ページ:126, 2023年03月
P(論文)
伝統的な建築・工芸についての知識と基本技能を修得し、現代社会と呼応しうる新たなデザインを生み出す人材を養成することを目的に、2019年デザイン学科に匠領域が増設された。2017年から継続している伝統建築を通した教育・研究・地域連携の成果、「工芸」「匠」の位置づけ、匠ものデザインプロジェクト、遠州地域との関わりと「織」教育プログラム、旧田代家住宅を活用した学生作品展について報告し、伝統建築・工芸の技術と文化の継承という大きな課題の中での、デザイン教育における「匠」について検証するものである。
静岡文化芸術大学, 日本語, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
DOI:https://doi.org/10.69182/0000001886
DOI ID:10.69182/0000001886, CiNii Books ID:AA11576760 - 藤五代策による理科的手工教材の研究—著書と雑誌記事の分析を中心に
平野 英史
美術教育学:美術科教育学会誌, 巻:40, 開始ページ:323, 終了ページ:337, 2019年
小論では,藤五代策(ふじ・ごよさく)による手工科と理科とを横断する教材の研究過程を分析・考察した。その結果,以下の3点が明らかになった。第1は,理科の教科書に準拠した手工科教材の開発である。従来は,理科の実験器具や物理法則による玩具などの教材は存在したが,教科書を参照することはほとんどなかった。第2は,幼児教育における教材の提案である。それまでの理科にかかわる手工科の教材は,尋常小学校高学年から高等小学校および中学校に課されることが多かったが,幼稚園の手技から扱える教材を検討した。第3は,工業への就業を目的とした教育方法の提案である。学校教育の範疇を超えて,工業における製品開発力を育成する課程を実践した。
美術科教育学会, 日本語
DOI:https://doi.org/10.24455/aaej.40.0_323
DOI ID:10.24455/aaej.40.0_323, ISSN:0917-771X, eISSN:2424-2497, CiNii Articles ID:130007837180, CiNii Books ID:AN10180722 - 安価なコンピュータを用いた小学校教員用理科研修教材の開発 : 公立小学校教員を対象とした研修会のアンケート調査の分析から
小池 守; 杉本 望; 外川 竜成; 小畑 直輝; 平野 英史; 佐藤 仁紀; 内田 恭敬
帝京科学大学紀要 = Bulletin of Teikyo University of Science, 巻:14, 開始ページ:77, 終了ページ:87, 2018年03月
dummy publisher, 日本語, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
DOI:https://doi.org/10.18881/00000508
DOI ID:10.18881/00000508, ISSN:1880-0580, CiNii Articles ID:120006466042, CiNii Books ID:AA12036066 - 図画工作科・体育科の教科横断型教材に関する基礎的研究 : 『小学校学習指導要領』に注目して
赤羽根 直樹; 小池 守; 杉本 信; 平野 英史
帝京科学大学教職指導研究 : 帝京科学大学教職センター紀要 = Bulletin of Center for Teacher Development, Teikyo University of Science, 巻:2, 号:2, 開始ページ:11, 終了ページ:18, 2017年03月
小論は,小学校図画工作科および体育科における教科横断型教材の研究を行うにあたり,その根拠となる小学校学習指導要領および小学校学習指導要領解説において,教科横断の可能性を検討することを目的とした基礎的研究である. 研究は,対象とする資料から表現活動に関する記述を抽出し,分析・検討することで進めた.また,小学校学習指導要領だけでなく,幼稚園教育要領,保育所保育指針,中学校学習指導要領についても参考とした.研究の結果,次の方法からの横断が可能であることが明らかになった.第1に小学校低学年における遊びを起点とした方法,第2に小学校高学年における総合芸術として音楽を含めた演劇による方法である.第3は,図画工作科の学習指導要領に示された「共通事項」という教科内容を起点とした方法である.「共通事項」には,造形活動の基礎的内容(色・形・リズム・素材などといった造形要素の法則)にかかわる学習が定められている.
dummy publisher, 日本語, 研究論文(大学,研究機関等紀要)
DOI:https://doi.org/10.18881/00000366
DOI ID:10.18881/00000366, ISSN:2424-1253, CiNii Articles ID:120006347944 - 大正後期から昭和初期の高等師範学校附属小学校における手工科教員の教科観について—機関誌『教育研究』などを対象として
平野 英史
美術教育学:美術科教育学会誌, 巻:38, 開始ページ:395, 終了ページ:407, 2017年
小論は,大正後期から昭和初期において指導的立場にあった4校の高等師範学校附属小学校の手工科教員(伊藤信一郎,山形寛,横井曹一,大竹拙三)が,その機関誌において主張した教科観の推移から,当時の手工教育の実態を明らかにすることを目的とした。研究の結果,時代・制度・所属校などの特性から影響を受けつつも,子ども中心のカリキュラムを基調としながら,多様な教育思潮(労作教育,工業教育,実業教育,芸術教育,構成教育など)を摂取することで,その内容を教科の目的と方法とに複雑に引用しながら,各実践者固有の主張が展開されていたことが分かった。
美術科教育学会, 日本語
DOI:https://doi.org/10.24455/aaej.38.0_395
DOI ID:10.24455/aaej.38.0_395, ISSN:0917-771X, eISSN:2424-2497, CiNii Articles ID:130007701898, CiNii Books ID:AN10180722 - 昭和初期における小学校手工科カリキュラムの展開—高等師範学校附属小学校の手工科教員による提案から
平野 英史
美術教育学:美術科教育学会誌, 巻:37, 開始ページ:361, 終了ページ:374, 2016年
小論の目的は,昭和初期の小学校手工科における実践内容の多様性を明らかにすることである。研究の方法は,高等師範学校および女子高等師範学校附属小学校の手工科教員が提案したカリキュラムの分析を起点とした。そして,文部省の教授要目との関係性,カリキュラムの最初と最後に課された授業,知識・技術の習得の手立て,教材および題材の質と量の関係,などに焦点を当てることで進めた。研究の結果,明らかになったことは,各実践者の持つ手工観(工業・美術・工作・表現・遊びなど)がカリキュラムの編成,特に題材設定や教授法に大きな影響を及ぼしていたということであった。
美術科教育学会, 日本語
DOI:https://doi.org/10.24455/aaej.37.0_361
DOI ID:10.24455/aaej.37.0_361, ISSN:0917-771X, eISSN:2424-2497, CiNii Articles ID:130007695902, CiNii Books ID:AN10180722 - 明治後期の小学校図画科における手工的内容の展開
平野 英史
美術教育学:美術科教育学会誌, 巻:36, 開始ページ:351, 終了ページ:364, 2015年
本稿では,明治後期の図画科における手工科の理論および実践の導入過程を分析・考察するために,授業内容に着目して当時の資料を紐解いた。その結果,図画科と手工科とをつなぐ授業内容が,作ったものを描く看取図,図形の描画法・透視図法・模様の制作などを訓練する幾何画,三面図や二面図によって器物などを描く工作図といった内容によって,展開されたことが明らかになった。そして,明治末期から刊行された『尋常小学新定画帖』において,豆細工・紙細工といった簡易的な手工が,教科書の中で取扱われるようになったことも分かった。
美術科教育学会, 日本語
DOI:https://doi.org/10.24455/aaej.36.0_351
DOI ID:10.24455/aaej.36.0_351, ISSN:0917-771X, eISSN:2424-2497, CiNii Articles ID:110010042573, CiNii Books ID:AN10180722 - 美術科教育法の授業展開について(大学での実践の検証から)
群馬県立女子大学『群馬県立女子大学教職研究』, 号:1, 開始ページ:241, 終了ページ:249, 2014年03月, [筆頭著者] - 阿部七五三吉の手工教育論における玩具観の展開
平野 英史
美術教育学:美術科教育学会誌, 巻:35, 開始ページ:427, 終了ページ:439, 2014年
小論では,阿部七五三吉の手工教育論における玩具観の推移を分析考察した。特に,明治末期から昭和初期における教科課程案とその立案に関する主張に着目して研究を進めた。結果,阿部が円熟期に提案した実践方法には三つの特徴が認められた。第1は,阿部が教科課程の改造を進めるにあたり,玩具的な内容を教科の中心として位置づけ,子どもの興味を「遊び」から「研究」へと移行させる構造を重視したこと。第2は,教科課程において中心的に扱った玩具にかかわる内容が,理科を応用した教材であったこと。第3は,阿部による教科課程の編成方法の影響が,教え子である山形寛に見られたこと,であった。
美術科教育学会, 日本語
DOI:https://doi.org/10.24455/aaej.35.0_427
DOI ID:10.24455/aaej.35.0_427, ISSN:0917-771X, eISSN:2424-2497, CiNii Articles ID:110009913031, CiNii Books ID:AN10180722 - 阿部七五三吉の手工教育における実践上の留意点について
大学美術教育学会『大学美術教育学会誌』, 号:45, 開始ページ:327, 終了ページ:334, 2013年03月, [筆頭著者] - 阿部七五三吉の昭和初期における尋常小学校手工科の教材排列法 : 石野隆による昭和初期の実践案との比較検討から
平野 英史
美術教育学:美術科教育学会誌, 巻:34, 開始ページ:431, 終了ページ:442, 2013年
小論では,「教育的図画・手工」の主張を展開した阿部七五三吉による昭和初期の尋常小学校手工科の実践案における教材排列法の特質を明らかにすることを目的とした。そして,阿部と同時代の研究者であった創作手工協会の石野隆による実践案を比較対象として研究を進めた。考察の結果,阿部の教材排列法は,多種多様な製作活動の基礎的能力の形成を目的とするため,「図の読み書き能力の形成」および「材料および加工用具の知識・技術の習得」を重視していることが分かった。比較することで明らかとなった阿部の指導方法の特徴は,一斉指導による効率性を重視する方法から,個々の子どもが課題を設定する随意選題による方法への移行を構造としていることであった。
美術科教育学会, 日本語
DOI:https://doi.org/10.24455/aaej.34.0_431
DOI ID:10.24455/aaej.34.0_431, ISSN:0917-771X, eISSN:2424-2497, CiNii Articles ID:110009823794, CiNii Books ID:AN10180722 - 阿部七五三吉の図画教育論
大学美術教育学会『大学美術教育学会誌』, 号:44, 開始ページ:367, 終了ページ:374, 2012年03月 - 阿部七五三吉による手工教育の実践的展開 : 岡山秀吉の尋常小学校教科課程案との比較を中心として
平野 英史
美術教育学:美術科教育学会誌, 巻:33, 開始ページ:389, 終了ページ:399, 2012年
小論では,昭和戦前期における手工教育の研究者である阿部七五三吉の教科課程案に着目し,その特質を明らかにするために同時期に活躍した岡山秀吉の提案との比較分析を中心に研究を進めた。その結果,教材単元を重視する岡山の提案と比較すると,阿部の提案は教材単元と経験単元とを巧みに配置した教科課程の開発に取り組んでいたことが分かった。阿部は子どもの生活に根ざした具体的な教育目的を持つ抽象的な題材で構成された教科課程によって,子どもの活動の多様性と能動性とを同時に担保しようとした。そして,特定の学問に依拠する知識・技術に優れた人物の育成ではなく,諸科学を総合する能力の形成を目指していたことを明らかにした。
美術科教育学会, 日本語
DOI:https://doi.org/10.24455/aaej.33.0_389
DOI ID:10.24455/aaej.33.0_389, ISSN:0917-771X, eISSN:2424-2497, CiNii Articles ID:110009437631, CiNii Books ID:AN10180722 - 阿部七五三吉の手工教育における教科課程案の特質 : 昭和戦前期における手工科・作業科・実業科に着目して—The Feature of the Curriculum Proposal in Handicraft Education Theory by Shimekichi Abe : Focusing on Handicraft Education, Work Education, Business Education, in Early Showa Era—第45回日本美術教育研究発表会 ; A群の部 理論・実践研究論文
平野 英史
日本美術教育研究論集 = Japanese journal of art education, 号:45, 開始ページ:43, 終了ページ:50, 2012年
東京 : 日本美術教育連合, 日本語
ISSN:2189-4655, CiNii Articles ID:40020457514 - 阿部七五三吉の手工教育論における教科課程の研究
平野 英史
美術教育学:美術科教育学会誌, 巻:32, 開始ページ:381, 終了ページ:392, 2011年
小論では昭和戦前期の小学校手工科における教科課程を考察するために,昭和2(1927)年に文部省から出された小学校手工科教授要目の編纂委員の一人であった阿部七五三吉の教科課程案に注目し,その案を構成する教材とその配列方法について分析した。その結果,従来の小学校手工科の教科課程案の多くが芸術や工学などの単一の学問体系に依拠する,学問の基礎を教育する,実質陶冶の色彩が強いものが多かったことに比較して,阿部の案は単一の学問体系にとらわれることのない,形式陶冶を重視する教育的な内容を持つことが分かった。
美術科教育学会, 日本語
DOI:https://doi.org/10.24455/aaej.32.0_381
DOI ID:10.24455/aaej.32.0_381, ISSN:0917-771X, eISSN:2424-2497, CiNii Articles ID:110008799313, CiNii Books ID:AN10180722 - 阿部七五三吉の手工教育論に於ける労作教育思潮の展開について
大学美術教育学会『大学美術教育学会誌』, 号:42, 開始ページ:303, 終了ページ:310, 2010年03月, [査読有り], [筆頭著者] - 阿部七五三吉の手工教育論 : 明治40年頃から大正10年頃までの著作・論文に見られる教授方法に関する主張から
平野 英史
美術教育学:美術科教育学会誌, 巻:31, 開始ページ:305, 終了ページ:317, 2010年
小論は,戦前の手工科・図画科に於いて中心的な立場にあった阿部七五三吉の手工教育論に着目し人物研究を通して明治40(1907)年頃から大正10(1921)年頃までの小学校の工作の教育を考察した。研究の結果,阿部が東京高等師範学校附属小学校での実践経験を土台とした教育現場の目線から子どもの発達段階を考慮した幅広い「ものづくり」を通した教育の教授方法及び教材の研究を進めていたことが分かった。また,当時の東京高等師範学校附属小学校では図画科と手工科の連絡教授及び合科に関する研究がなされていたが,これを引継いだ阿部は図画科と手工科の安易な連絡教授及び合科は成り立たないという意見を述べている。
美術科教育学会, 日本語
DOI:https://doi.org/10.24455/aaej.31.0_305
DOI ID:10.24455/aaej.31.0_305, ISSN:0917-771X, eISSN:2424-2497, CiNii Articles ID:110007580683, CiNii Books ID:AN10180722 - 阿部七五三吉の手工教育論に於ける創作概念の推移 : 石野隆との論争などから
平野 英史
美術教育学:美術科教育学会誌, 巻:29, 開始ページ:473, 終了ページ:486, 2008年
小論では,現在は存在しないが小学校図画工作科や中学校美術科,技術科,家庭科,高等学校芸術科工芸・美術の源流の一つであった手工教育について着目している。阿部七五三吉は明治後期から昭和初期まで手工教育の研究を行った人物である。阿部が活動した大正期の普通教育の発達は同様に手工教育にも影響した。その影響の結果,阿部の手工教育に於ける創作概念は変化している。この研究では阿部の手工教育論に於ける創作概念の推移を考察した。その結果,阿部は研究活動の初期から微妙に創作概念を変えながらも,手工教育の目的を堅持し,さらにその主張は教師中心主義からの提案であったことが分かった。
美術科教育学会, 日本語
DOI:https://doi.org/10.24455/aaej.29.0_473
DOI ID:10.24455/aaej.29.0_473, ISSN:0917-771X, eISSN:2424-2497, CiNii Articles ID:110006999373, CiNii Books ID:AN10180722
- 美術 表現と鑑賞 -想いを形に- 埼玉県版
日本造形教育研究会編, [分担執筆], 1〜8ページの「埼玉県 美術の散歩道」監修、6ページの執筆
開隆堂出版, 2025年04月 - 新・教職教養シリーズ第8巻 図工・美術科教育
増田金吾ほか, [共著], 36〜50ページの美術教育史を担当
一藝社, 2015年03月