1970年代陸上自衛隊の不発弾処理
一ノ瀬俊也
埼玉大学紀要（教養学部）, 巻：60, 号：2, 開始ページ：1, 終了ページ：19, 2025年03月
本稿は1970年代前後の陸上自衛隊による不発弾処理業務を、当の自衛隊側の視点に立って分析したものである。自衛隊、少なくとも武器隊にとっての不発弾処理は、作業の開始当初から、重い作業負担というマイナス面と、広報材料というプラス面の2つがあった。60年代以降の高度成長下で都市開発が進んで地中の不発弾が脅威視され、自衛隊に対する社会の期待・依存が増大したことは彼らの負担感を増大させたが、一方で個々の自衛官にはやりがいを、組織としての自衛隊には都市部の革新勢力に対する宣伝効果をもたらした。
自衛隊にとって、70年代後半に自治体などとの間で不発弾処理に関する「協定書」が作られ、作業分担の明確化がなされたことは、負担の軽減という意味で歓迎すべきことであった。とはいえ、彼らが必ずしも専門としない行政上の細かな調整作業から逃れられたわけでもなかった。さらに新しく加わった沖縄での処理業務は、その量や地元との調整の面で、内地とは様相の異なる困難なものとなった。
日本語, 研究論文（大学，研究機関等紀要）
共同研究・競争的資金等ID：45071656
1970年前後の「志願兵制」の危機に対する陸上自衛隊の対応
一ノ瀬俊也
軍事史学, 巻：59, 号：3, 開始ページ：4, 終了ページ：27, 2023年12月, ［査読有り］, ［招待有り］
日本語, 研究論文（学術雑誌）
マスメディアのなかの三矢研究論争
一ノ瀬俊也
日本史研究, 号：731, 開始ページ：28, 終了ページ：56, 2023年07月, ［査読有り］
日本語, 研究論文（学術雑誌）
戦時下の軍人の妻の立場について 一九四三・四四年の軍事援護学会における議論
一ノ瀬俊也
竹島正・森茂起・中村江里編『戦争と文化的トラウマ 日本における第二次世界大戦の長期的影響』日本評論社, 開始ページ：102, 終了ページ：112, 2023年04月, ［招待有り］
日本語
隊員犯罪にみる1960年代の陸上自衛隊
一ノ瀬俊也
埼玉大学紀要（教養学部）, 巻：58, 号：1, 開始ページ：1, 終了ページ：25, 2022年09月, ［国内誌］
本稿は1960年代の陸上自衛隊の実像を隊員たちが隊の内外で引き起こした犯罪を切り口に解明する。用いる史料は犯罪捜査の参考として陸上幕僚監部が作成した『捜査事例集』である。パチンコをはじめとする遊興費に窮した隊員たちは隊の内外で物を盗み、市中の質屋を訪れた。パチンコと質屋が自衛隊と社会の接点の一つとなっていたわけである。もう一つの接点である報道機関は、こと犯罪に関する限り自衛隊にとって警戒の対象であった。
『捜査事例集』からは隊員たちの入隊動機もうかがえた。多くは自衛隊を数年間の職場とみなしていたが、運転免許目当てに入隊した者も多かった。一部の親たちは自衛隊に戦前の旧軍と同様、「人生道場」の役割を期待して息子を入隊させたが、冷戦下の自衛隊もこのことに自らの社会的存在価値を見出していた節すらある。
このように旧軍と自衛隊との連続性がうかがえる一方で、戦前から変わったこともある。それは隊員指導の現場で旧軍的・家父長的な「骨肉の情」という精神論が通用しなくなっていたことである。60年代から70年代にかけての自衛隊は任期制隊員の定員確保→その円滑な再就職→自衛隊の社会的威信向上→定員確保というサイクル確立のため、直接の競合相手である民間企業に倣ったよりきめ細かな指導の方法を模索せざるを得なくなっていたからだ。
日本語, 研究論文（大学，研究機関等紀要）
ある幹部自衛官の思想と行動
一ノ瀬俊也
思想, 号：1177, 開始ページ：61, 終了ページ：73, 2022年05月, ［招待有り］
日本語
自衛隊と組織アイデンティティの形成――沖縄戦の教訓化をめぐって
一ノ瀬俊也
蘭信三・石原俊・一ノ瀬俊也・佐藤文香・西村明・野上元・福間良明編『シリーズ 戦争と社会2 社会のなかの軍隊／軍隊という社会』岩波書店, 開始ページ：195, 終了ページ：215, 2022年01月, ［招待有り］
日本語
「荒縄の遺骨箱」流言にみる銃後民衆の意識
一ノ瀬俊也
軍事史学, 巻：55, 号：4, 開始ページ：4, 終了ページ：22, 2020年03月, ［査読有り］, ［招待有り］
日本語, 研究論文（学術雑誌）
「総力戦」指導者としての東條英機
一ノ瀬俊也
軍事史学, 巻：55, 号：1, 2019年06月, ［査読有り］
日本語, 研究論文（学術雑誌）
従軍日記・遺書に見る日本兵の死生観
一ノ瀬俊也
大川史織編『マーシャル、父の戦場 ある日本兵の日記をめぐる歴史実践』みずき書林, 開始ページ：136, 終了ページ：147, 2018年07月, ［招待有り］
日本語, 論文集(書籍)内論文
日本陸軍の中国観 大本営陸軍部・北支那方面軍作製の戦訓マニュアルをめぐって
一ノ瀬俊也
笹川裕史編『戦時秩序に巣喰う「声」 日中戦争・国共内戦・朝鮮戦争と中国社会』創土社, 開始ページ：21, 終了ページ：53, 2017年08月
日本語, 論文集(書籍)内論文
民衆に航空戦のあり方を教える権力 太平洋戦争期の軍事知識解説書をめぐって
一ノ瀬俊也
史学研究, 号：296, 開始ページ：1, 終了ページ：15, 2017年07月, ［招待有り］
日本語, 研究論文（学術雑誌）
軍事郵便
一ノ瀬俊也
荒川章二ほか編『地域のなかの軍隊8 基礎知識編 日本の軍隊を知る』吉川弘文館, 開始ページ：152, 終了ページ：168, 2015年06月
日本語, 論文集(書籍)内論文
「歴史学と社会学の交差」についての偶感 『戦争社会学ブックガイド』をめぐって
一ノ瀬俊也
福間良明・野上元・蘭信三・石原俊編『戦争社会学の構想』勉誠出版, 開始ページ：301, 終了ページ：314, 2013年07月, ［招待有り］
日本語, 論文集(書籍)内論文
軍隊と社会
一ノ瀬俊也
明治維新学会編『講座明治維新 第5巻 立憲制と帝国への道』有志舎, 開始ページ：176, 終了ページ：200, 2012年11月, ［招待有り］
日本語, 論文集(書籍)内論文
日露戦争従軍兵士の日記（越沢易二）
一ノ瀬俊也
千葉功編『日記に読む近代日本 2 明治後期』吉川弘文館, 2012年04月, ［招待有り］
日本語, 論文集(書籍)内論文
凝視の一年（吉尾勲編）
一ノ瀬俊也
山口輝臣編『日記に読む近代日本3 大正』吉川弘文館, 2012年02月, ［招待有り］
日本語, 論文集(書籍)内論文
戦跡と語り
一ノ瀬俊也
関沢まゆみ編『戦争記憶論 忘却、変容そして継承』, 2010年07月, ［招待有り］
日本語, 論文集(書籍)内論文
銃後史研究の可能性 「戦死の伝えられ方」をめぐって
一ノ瀬俊也
歴史評論, 号：689, 開始ページ：14, 終了ページ：25, 2007年09月, ［招待有り］
校倉書房, 日本語, 研究論文（学術雑誌）
ISSN：0386-8907, CiNii Articles ID：40015532989, CiNii Books ID：AN00255224
兵士たちの戦争 皇軍兵士の誕生
一ノ瀬俊也
岩波講座アジア・太平洋戦争 5 戦場の諸相, 開始ページ：3, 終了ページ：32, 2006年03月, ［招待有り］
岩波書店, 日本語, 論文集(書籍)内論文
CiNii Articles ID：20000876726
佐倉連隊の日常生活 昭和9年のある上等兵日記から
一ノ瀬 俊也
国立歴史民俗博物館研究報告, 巻：131, 号：131, 開始ページ：51, 終了ページ：84, 2006年03月
戦場における佐倉歩兵第五七連隊の行動は、いくつかの連隊史や回想録で比較的よく知られている。しかし、兵士たちの平時の日常生活、意識については不明な点も多いように思われる。本稿は一九三四（昭和九）年に連隊のある上等兵がほぼ毎日書いていた日記帳の内容を分析して、連隊の兵士が毎日どのような訓練・生活を送っていたのかを再構成することを目的とする。日記の筆者は（おそらく）三三年一月現役入営し、翌三四年七月一九日除隊している。日記帳にはこのうち三四年一月一日から除隊後の同年八月一八日までの記述がある。具体的に千葉での演習・勤務、富士山麓での演習、対抗競技と連隊への帰属意識、日常の衣食住、私的制裁、連隊と地域社会との関わり、といった諸テーマを設定して、兵士たちの〈日常〉の再構成に努めるとともに、彼らが自己の所属する軍隊をどうみていたのか、それは帝国軍隊の支持基盤たりえたのか、といった問題にも展望を示したい。なお、参考資料として、本日記の全文を連隊生活とは直接関係のない除隊後のものを除き、翻刻した。The activities of the 57th Sakura Infantry Regiment on the battlefield are relatively well known from a number of regimental histories and memoirs. However, little is known about the daily life and thoughts of soldiers during peacetime. The aim of this paper is to reconstruct the daily training and life of soldiers in the regiment from the study of a diary written virtually everyday by a private first class in the regiment in 1934. The diarist most likely took up his position in January 1933 and then left the regiment on July 19, 1934. The diary contains entries from January 1 through August 18, 1934, by which time he had been discharged from the regiment.This paper attempts to reconstruct the daily lives of soldiers and covers the topics of exercises and duties in Chiba, exercises at the foot of Mt. Fuji, competitive sports and loyalty to the regiment, everyday clothing, food and shelter, un-offirial forms of punishment, and the relationship between the regiment and the local community. It also takes a look at how the soldiers regarded the regiment they were attached to and whether this constituted support for the Imperial Army. It may be noted that this diary, with the exception of the part following the writer's discharge from the regiment which is not directly related to the daily activities of the regiment, has been republished in full to provide background information.
国立歴史民俗博物館, 日本語, 研究論文（大学，研究機関等紀要）
ISSN：0286-7400, CiNii Articles ID：40007304871, CiNii Books ID：AN00377607
餓死の島をなぜ語るか メレヨン島生還者たちの回想記
一ノ瀬 俊也
国立歴史民俗博物館研究報告, 巻：126, 号：126, 開始ページ：119, 終了ページ：131, 2006年01月
太平洋戦争中、補給を断たれて多くの餓死・病死者を出したメレヨン島から生還した将校・兵士たちをして体験記の筆をとらしめたのは、死んだ戦友、その遺族に対する「申し訳なさ」の感情であり、そこから死の様子が描かれ、後世に伝えられることになった。あるいは自己の苛酷な体験を「追憶」へ変えたいというひそかな願いもあった。自己の体験をなんとか意義付けたい、しかし戦友の死の悲惨さは被い隠せない、と揺れる心情もみてとれた。このように生還者たちの記した「体験」の性格は多面的であり、容易に単純化・一本化できるような性質のものではない。戦後行われてきた戦死者「慰霊」の背後には、そうした複雑な思いがあった。いくつかのメレヨン体験記を通じて浮かびあがってきたのは、「昭和」が終わり、戦後五〇年以上たってなおやまない、〈戦争責任〉への執拗な問いであった。その矛先は、時に天皇にまで及んだ。たとえそこで外国への、あるいは己れの戦争責任が問われることがなかったとしても、「責任を問うこと」へのこだわりや「死んでいく者の念頭に靖国はなかったろう」という当事者たちの文章は、戦後日本における「先の戦争」観の実相を問ううえでも、さらには戦争体験の風化・美化を進める今後の世代が前の世代の「戦中の特攻精神や飢えの苦しみは戦後教育と飽食に育った世代の理解は不可」という声に抗して「戦争体験」を引き継ぐさい、今一度想起されてよいのではないか。Former officers and soldiers who survived their time on Mereyon Island during the Pacific War, when the disruption of supplies ended in the death through starvation and disease of many in the Japanese army, have put pen to paper to record their experiences. These reminiscences contain sentiments of "apology" to their fallen comrades in arms and their families, and describe the circumstances of their deaths, which can be passed on to future generations. They also represent a hidden desire to transform their own harsh experiences into "reminiscences". They also tremble with emotion as they seek to give some meaning to their own experiences and are not able to hide the tragedy of the deaths of their fellow soldiers. In this way, the characteristics of the recorded "experiences" of these survivors are varied, and cannot be easily simplified or unified. Such complex emotions are to be found behind post-war "memorials" to the war dead.One theme that reveals itself from several records of their experiences on Mereyon Island is the persistent question of responsibility for the war, which is still asked today, 17 years after the end the Showa period and more than half a century after the war. At times, the brunt of this question is directed as high up as to the emperor. Even if foreign countries or the soldiers themselves have not been brought to task over responsibility for the war in their writings, the obsession with "asking who was responsible" and the words of the people of that time that say "Those about to die would not have thought about Yasukuni (Shrine)" question the reality of the view in post-war Japan of "the next war". Their writings should be remembered once again when inheriting "war experiences", as future generations subjected to the toning down and romanticizing of war experiences are faced with voices from the preceding generation claiming that "It is impossible for those generations educated after the war who have only known full stomachs to understand the suicidal spirit and suffering of starvation that were present during the war".
国立歴史民俗博物館, 日本語, 研究論文（大学，研究機関等紀要）
ISSN：0286-7400, CiNii Articles ID：40007235252, CiNii Books ID：AN00377607
人はどのようにして兵士になったのか ある少年航空兵の日記から
一ノ瀬 俊也
歴史地理教育, 号：687, 開始ページ：114, 終了ページ：121, 2005年07月, ［招待有り］
歴史教育者協議会, 日本語, 研究論文（学術雑誌）
ISSN：0288-1535, CiNii Articles ID：40006839491, CiNii Books ID：AN00254924
日露戦後～太平洋戦争期における戦死者顕彰と地域 "郷土の軍神"大越兼吉陸軍歩兵中佐の事例から
一ノ瀬 俊也
日本史研究, 号：501, 開始ページ：149, 終了ページ：175, 2004年05月, ［招待有り］
日本史研究会, 日本語, 研究論文（学術雑誌）
ISSN：0386-8850, CiNii Articles ID：40006252500, CiNii Books ID：AN00191267
第一次大戦後における一年現役兵教育
一ノ瀬 俊也
国立歴史民俗博物館研究報告, 号：108, 開始ページ：227, 終了ページ：240, 2003年10月
国立歴史民俗博物館, 日本語, 研究論文（大学，研究機関等紀要）
ISSN：0286-7400, CiNii Articles ID：40006007523
日本陸軍と"先の戦争"についての語り 各連隊の「連隊史」編纂をめぐって（研究ノート） 一ノ瀬 俊也
史学雜誌,
巻：112,
号：8,
開始ページ：1370,
終了ページ：1385, 2003年08月,
［査読有り］The intent of the present article is to analyze "histories" compiled by each regiment in the Japanese army from the Russo through the Sino-Japanese wars, concluding that such works were nothing the Sino-Japanese wars, concluding that such works were nothing but attempts to praise "the heroic past" and provide a means to instill such a consciousness in both the troops and society in general.The historical remembrances of the Russo-Japanese conflict were more and more emphasized with the outbreak of the First World War and the anti-war and anti-militarization movement that accompanied it.The ...
財団法人史学会, 日本語, 研究論文（学術雑誌）
DOI：https://doi.org/10.24471/shigaku.112.8_1370DOI ID：10.24471/shigaku.112.8_1370,
ISSN：0018-2478,
CiNii Articles ID：110002365931,
CiNii Books ID：AN0010024X 紙の忠魂碑 市町村刊行の従軍者記念誌
一ノ瀬 俊也
国立歴史民俗博物館研究報告, 巻：102, 開始ページ：593, 終了ページ：610, 2003年03月
各市町村における従軍者記念誌は、日露戦争終結直後、戦死者が忘却されていくことを嘆いて作られた。だが第一次大戦後、主に在郷軍人会市町村分会によって作られた記念誌は、そのような後ろ向きの意図ではなく、ある積極的な政治的意図、すなわち過去の栄光の記録・記憶化を通じて軍人という自己の存在意義を再確認し、反軍平和思想の盛んだった社会に訴えていくために作られていった。そのような記念誌の中で日清・日露の追憶を語った老兵たちは、戦死者の壮絶な死を語って戦争の「記憶」に具体性を与えて、人々の共感を呼び起こす役回りを演じた。そうした語りのあり方は「郷土の英雄」を求める人々の心情にもかなうものだった。老兵たちが自己の従軍体験を語る際、確かに悲惨な体験も語ったものの、基本的には名誉心充足の機会として戦争を描いていた。そのような従軍者たちの「語り」を彼らの〝郷土〟が一書に編む時、彼らが国家の大きな歴史に占めた位置、役割の説明が熱心に行われた。それは戦死者の死の〝意味〟を明らかにし、ひいては戦争自体の持つ価値を地域ぐるみで再確認、受容することに他ならなかった。以上の過程を通じて、満州事変勃発以前から満州は「血をもって購った」土地であり、したがってその権益は擁護されるべきという論理や「社会主義共産主義」の脅威が市町村という末端レベルで繰り返し確認されていった。満州事変に際して軍、在郷軍人会などが国民の支持を調達する際、日露戦争の「記憶」を強調したことは周知のことだが、本稿が掲げた諸事例は、そのような「記憶」が当時の社会において具体的にいつから、どのようにして共有化されていったのかを示すものである。This paper examines the contents of "Memorial Journals of Men in Service" which were published in the various cities and villages before WW II, These memorial journals were created in large numbers mainly by the community posts of the Civilian Militia (Zaigo Gunjin Kai) after WW I with the highly political intention of reconfirming military servicemen's sense of raison d'etre through recording and committing to memory past glories and making an appeal to society in this age of anti-militaristic peace-seekers.The old soldiers who disclosed their memoirs of the Sino-Japanese and the Russo-Japanese Wars in these memorial journals took on the role of storytellers, telling stories of the heroic deaths of fallen soldiers and giving concrete detail to "memories" of war so as to draw sympathy from readers. This type of storytelling suited well the sentiment of the people who sought to find "heroes from their own hometown". When these old soldiers reminisced about their time in service, it is true they spoke also of horrible experiences, however they basically portrayed war as an opportunity to satisfy one's sense of honor. When these "stories" by the former servicemen were edited in their "hometowns", the editors avidly sought to make clear the positions and roles that these storytellers had occupied in the large sweep of history. This was done in order to make clear the "significance" of the deaths of those who died but, at the same time, it also was a way for the entire society to reconfirm and accept the values that war proposed to the state and to individuals.Through the above process, the logic that Manchuria was, even before the Manchurian Incident broke out, land "paid for with blood" and that interests in the region should therefore be protected, as well as the threat of socialism and communism, were repeatedly confirmed at the endmost level of society, in the communities. It is well known that in order to gather the people's support, at the outburst of the Manchurian Incident, the military and the Civilian Militia emphasized the people's "memories" of the Russo-Japanese War. The various examples given in this paper offer insights on details as to when such "memories" began to be shared by the communities of the time.
国立歴史民俗博物館, 日本語, 研究論文（大学，研究機関等紀要）
ISSN：0286-7400, CiNii Articles ID：40006007488, CiNii Books ID：AN00377607
戦後地域社会における戦死者「追悼」の論理
一ノ瀬 俊也
戦争責任研究, 号：37, 開始ページ：2, 終了ページ：9, 2002年, ［招待有り］
日本の戦争責任資料センタ-, 日本語, 研究論文（学術雑誌）
ISSN：1343-7348, CiNii Articles ID：40005556289, CiNii Books ID：AN10431480
戦没者遺族と村 太平洋戦争期における
一ノ瀬俊也
民衆史研究, 号：62, 開始ページ：15, 終了ページ：29, 2001年12月, ［招待有り］
日本語, 研究論文（学術雑誌）
兵士たちの死と「郷土」
一ノ瀬 俊也
国立歴史民俗博物館研究報告, 号：91, 開始ページ：99, 終了ページ：117, 2001年03月
国立歴史民俗博物館, 日本語, 研究論文（大学，研究機関等紀要）
ISSN：0286-7400, CiNii Articles ID：40004437685
日露戦後の民間における軍事救護拡充論の展開
一ノ瀬 俊也
国立歴史民俗博物館研究報告, 巻：90, 開始ページ：1, 終了ページ：21, 2001年03月
本稿では、日露戦後の民間において活発化した軍事救護―国家主体論、兵役税導入論の論理、意図の検証を行う。あえてそのような作業を試みるのは、そこに徴兵制とは国家救護という手段によって不断に「補完」し維持していくべきもの、という認識の枠組みを読みとることができるからである。この点は、当該期の民間に存在した徴兵観の諸相を解明していくうえで、きわめて興味深い問題であるように思われる。当該期の民間における軍事救護拡充論、兵役税導入論の多くは、独自の国防観を有する非現役軍人によって提起された。それらはいずれも廃兵遺族、現役兵士家族の困窮に対する単純な同情論ではなく、彼らに対する経済的待遇の悪さが兵士の「士気」すなわち国防に対する意欲の低下を引き起こしており、しかもそれは日露戦中のような地域・民間団体の救護では解決困難（＝「世人の同情」の低下）とする認識に基づいていた。軍事救護の拡充を法案化した武藤山治（鐘紡重役）にしても、その主張の要点は、廃兵遺族、そして戦時の応召兵家族にのしかかる重い経済的負担が、それを見た現在の兵士、そして将来兵士となる者の「士気」を削ぎかねない、という点にあった。「資本家階級」としてのアイデンティティを持っていた武藤は、徴兵制軍隊の動揺を、自らの経済的活動の基盤に関わる問題として意識した。そこで彼は、具体的な統計も掲げつつ、その解決を繰り返し政治の場で主張した。武藤と同時に兵役税法案を議会提出した衆院議員矢島八郎についてみても、彼らの運動はもともとは現役兵家族、そして廃兵遺族の悲惨な生活に対する同情に起因していた。しかし実際の議会の場でそれは、陸軍向けの正当化策的な面もあったかもしれないにせよ、武藤と同様に現在の兵士、そして将来兵士となるであろう者の「士気」に悪影響を与えるものとして問題化されていたのである。This paper verifies the logic and intention of military relief-national aid discussion and possibility of introducing military service tax, which was widely discussed civilly after the Russo-Japanese War. The reason why this study is conducted is as follows; here we can see the cognition and logic of discussion that the conscription system should be constantly filled up and maintained with the means of national relief. This is a quite interesting point to understand the various aspects of civil view of the conscription during the period under review.The most of the civil discussions of the topic stated above were brought forward by nonmilitary men who had their own ideals of national defense. These discussions were not based on simple sympathy for the difficulties of the families of disabled soldiers and draftees, but were based on the recognition that the poor economic treatment of the families caused the demoralization and the low national defense desire of the soldiers, and that it was unsolvable by the relief of regional and private organizations active during the Russo-Japanese War (There was a decline of public sympathy).In case of MUTO Sanji (a director of Kanebo company) who introduced a bill of military relief expansion to the Diet, he laid stress on the point that the heavy economic burden of the families of disabled soldiers and draftees during the war, would depress the morale of the present and future soldiers. He had a sense of identity with "the capitalist classes," and considered the restlessness of the conscriptional military as a problem which would affect the basis of his own economic activities. Then he insisted a desired settlement repeatedly on political occasions.YAJIMA Hachiro, a member of the House of Representatives, introduced a bill of military service tax at the same time with MUTO's movement. Their movement originated from the sympathy for the bereaved families and the families of soldiers in active service. However, in the actual proceedings, YAJIMA also made a political issue of a bad influence upon the morale of the present and future soldiers, granting that there might have been some measures of justification towards the army. The proposal of introducing the military service tax by MASUDA Norimoto (a former captain of the army) probably influenced YAJIMA to a certain extent, and it was also from the standpoint of perfection of armaments and prevention of demoralization. YAJIMA insisted the smooth carrying out of the conscription system, that is to say the filling up the system, which accorded with MUTO's opinion.The people who are responsible for the discussion of military relief after the Russo-Japanese War had a common idea that it was necessary to get and maintain the support to the morale of the soldiers and the military service. The main point of issue was the means for that purpose, and finally it resulted in establishment of National Relief and Military Relief Act, which was only for the needy among bereaved families, families of soldiers in active service and disabled soldiers.
国立歴史民俗博物館, 日本語
ISSN：0286-7400, CiNii Articles ID：40004437678, CiNii Books ID：AN00377607
軍事援護と銃後奉公会
一ノ瀬俊也
日本歴史, 号：627, 開始ページ：71, 終了ページ：87, 2000年08月, ［査読有り］
吉川弘文館, 日本語, 研究論文（学術雑誌）
ISSN：0386-9164, CiNii Articles ID：40003069698, CiNii Books ID：AN00198834
第一次大戦後の陸軍と兵役税導入論
一ノ瀬俊也
日本歴史, 号：614, 開始ページ：74, 終了ページ：90, 1999年07月, ［査読有り］
吉川弘文館, 日本語, 研究論文（学術雑誌）
ISSN：0386-9164, CiNii Articles ID：40003068716, CiNii Books ID：AN00198834
「大正デモクラシー」期における兵士の意識 一兵士の手記『兵営夜話』から（研究ノート）
一ノ瀬俊也
軍事史学, 巻：33, 号：4, 開始ページ：37, 終了ページ：53, 1998年03月, ［査読有り］
錦正社, 日本語, 研究論文（学術雑誌）
ISSN：0386-8877, CiNii Articles ID：40000814059, CiNii Books ID：AN00067858
兵営の<秩序>と軍隊教育
一ノ瀬俊也
九州史学, 号：118・119, 開始ページ：175, 終了ページ：197, 1997年11月
日本語, 研究論文（学術雑誌）
兵役義務負担の公平化問題と「護国共済組合」構想
一ノ瀬俊也
九州史学, 号：112, 開始ページ：34, 終了ページ：55, 1995年06月, ［査読有り］
日本語, 研究論文（学術雑誌）
東條英機と石原莞爾
一ノ瀬俊也
『文藝春秋』2024年8月号, 巻：102, 号：8, 開始ページ：240, 終了ページ：242, 2025年08月01日
日本語, 記事・総説・解説・論説等（商業誌、新聞、ウェブメディア）
書評と紹介 羽賀祥二著『軍国の文化 : 日清戦争・ナショナリズム・地域社会』(上・下、名古屋大学出版会)
一ノ瀬俊也
『日本歴史』, 号：919, 開始ページ：105, 終了ページ：107, 2024年12月, ［招待有り］
日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
書評 岩谷將著『盧溝橋事件から日中戦争へ』（ 東京大学出版会）
一ノ瀬俊也
『中国研究月報』, 巻：78, 号：8, 開始ページ：36, 終了ページ：38, 2024年08月, ［招待有り］
日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
徴兵制軍隊と社会
一ノ瀬俊也
鈴木淳・山口輝臣・沼尻晃伸編『日本史の現在5 近現代①』山川出版社, 開始ページ：126, 終了ページ：139, 2024年07月10日
日本語, 記事・総説・解説・論説等（その他）
巻頭インタビュー イメージの中の日本軍兵士と最新研究で明かされる兵士の実態
一ノ瀬俊也
『中公ムック 歴史と人物19 日本軍兵士のリアル』, 開始ページ：4, 終了ページ：9, 2024年07月10日
日本語, 記事・総説・解説・論説等（商業誌、新聞、ウェブメディア）
解説・黒羽清隆『日中15年戦争』（ちくま学芸文庫）
一ノ瀬俊也
開始ページ：729, 終了ページ：741, 2024年07月10日
日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
解説・渡辺清『戦艦武蔵の最期』（角川新書）
一ノ瀬俊也
2023年11月
日本語
書評と紹介 星野幸代『翼賛体制下のモダンダンス──厚生舞踊と「皇軍」慰問』（汲古書院）
一ノ瀬俊也
『日本歴史』, 号：904, 開始ページ：107, 終了ページ：109, 2023年09月, ［招待有り］
日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
書評 辻田真佐憲『「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史』（講談社現代新書）
一ノ瀬俊也
『週刊文春』, 号：7月6日, 2023年06月29日
日本語, その他
「兵士の経験――兵士たちはいかにつくられ，戦ったのか」
一ノ瀬俊也
岩城卓二ほか編『論点・日本史学』（ミネルヴァ書房）, 開始ページ：308, 終了ページ：309, 2022年08月, ［招待有り］
日本語, 記事・総説・解説・論説等（その他）
書評 浜井和史『戦没者遺骨収集と戦後日本』（吉川弘文館）
一ノ瀬俊也
『歴史評論』, 号：856, 開始ページ：104, 終了ページ：108, 2022年05月, ［招待有り］
日本語
書評 玉木寛輝『昭和期政軍関係の模索と総力戦構想 戦前・戦中の陸海軍・知識人の葛藤』（慶應義塾大学出版会）
一ノ瀬俊也
『歴史学研究』, 号：1020, 開始ページ：53, 終了ページ：55, 2022年03月, ［招待有り］
日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
解説・重光葵『巣鴨日記 正・続 合本新装版 昭和21年4月29日～25年11月21日』（吉川弘文館）
一ノ瀬俊也
開始ページ：637, 終了ページ：647, 2021年11月, ［招待有り］
日本語, その他
書評 高田馨里編著『航空の二〇世紀 航空熱・世界大戦・冷戦』
一ノ瀬俊也
『歴史と経済』, 号：253, 開始ページ：41, 終了ページ：43, 2021年10月, ［招待有り］
日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
書評 佐藤彰宣『〈趣味〉としての戦争』
一ノ瀬俊也
『週刊読書人』, 2021年09月10日, ［招待有り］
日本語
解説・加登川幸太郎『三八式歩兵銃 日本陸軍の七十五年』（ちくま学芸文庫）
一ノ瀬俊也
開始ページ：741, 終了ページ：750, 2021年03月, ［招待有り］
日本語
書評 松田英里『近代日本の戦傷病者と戦争体験』
一ノ瀬俊也
『日本歴史』, 号：872, 開始ページ：155, 終了ページ：157, 2021年01月, ［招待有り］
日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
時代を映す鏡としてのドキュメンタリー
一ノ瀬俊也
日本平和学会編『戦争と平和を考えるNHKドキュメンタリー』, 開始ページ：54, 終了ページ：59, 2020年10月, ［招待有り］
日本語, その他
不安だからこそ一歩引く
一ノ瀬俊也
共同通信社編『心をたもつヒント 76人が語る「コロナ」』, 開始ページ：150, 終了ページ：151, 2020年09月, ［招待有り］
日本語, その他
書評 中村江里『戦争とトラウマ 不可視化された日本兵の戦争神経症』（吉川弘文館）
一ノ瀬俊也
『戦争社会学研究』, 号：3, 開始ページ：219, 終了ページ：224, 2019年06月, ［招待有り］
日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
書評 荻野富士夫『日本憲兵史 思想憲兵と野戦憲兵 (小樽商科大学研究叢書)』
一ノ瀬俊也
『日本歴史』, 号：849, 2019年02月, ［招待有り］
日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
解説・海軍有終会編『幕末以降 帝国軍艦写真と史実(新装版) 』（吉川弘文館）
一ノ瀬俊也
2018年11月, ［招待有り］
日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
解説・藤原彰『餓死した英霊たち』（ちくま学芸文庫）
一ノ瀬俊也
2018年07月, ［招待有り］
日本語, その他
書評 山田朗著『兵士たちの戦場 体験と記憶の歴史化』
一ノ瀬俊也
『日本史研究』, 号：644, 開始ページ：84, 終了ページ：91, 2016年04月, ［招待有り］
日本史研究会, 日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
ISSN：0386-8850, CiNii Articles ID：40020802755, CiNii Books ID：AN00191267
座談会 日本史の論点・争点 『昭和天皇実録』を読み解く―戦前期の政治・軍事・帝国
一ノ瀬俊也
『日本歴史』, 号：808, 開始ページ：2, 終了ページ：23, 2015年09月, ［招待有り］
有馬学氏・加藤聖文氏・加藤陽子氏との座談会
吉川弘文館, 日本語, その他
ISSN：0386-9164, CiNii Articles ID：40020567082, CiNii Books ID：AN00198834
戦艦大和 戦後作られた最強神話
一ノ瀬俊也
文藝春秋, 巻：92, 号：11, 開始ページ：266, 終了ページ：275, 2014年09月, ［招待有り］
文芸春秋, 日本語, その他
CiNii Articles ID：40020143547, CiNii Books ID：AN00278208
書評 原田敬一著『兵士はどこへ行った―軍用墓地と国民国家―』
一ノ瀬俊也
『日本史研究』, 号：621, 開始ページ：68, 終了ページ：75, 2014年05月, ［招待有り］
日本史研究会, 日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
ISSN：0386-8850, CiNii Articles ID：40020059168, CiNii Books ID：AN00191267
書評 吉田裕著『現代歴史学と軍事史研究』
一ノ瀬俊也
『歴史評論』, 号：769, 開始ページ：105, 終了ページ：109, 2014年05月, ［招待有り］
校倉書房, 日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
ISSN：0386-8907, CiNii Articles ID：40020039861, CiNii Books ID：AN00255224
書評 小野寺拓也著『野戦郵便から読み解く 「ふつうのドイツ兵」 第二次世界大戦末期におけるイデオロギーと 「主体性」』 一ノ瀬俊也
『史学雑誌』,
巻：123,
号：2,
開始ページ：281,
終了ページ：289, 2014年03月,
［招待有り］公益財団法人 史学会, 日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
DOI：https://doi.org/10.24471/shigaku.123.2_281DOI ID：10.24471/shigaku.123.2_281,
ISSN：0018-2478,
CiNii Articles ID：110009805140,
CiNii Books ID：AN0010024X 新刊紹介 熊本近代史研究会編『第六師団と軍都熊本』
一ノ瀬俊也
『史学雑誌』, 巻：122, 号：7, 2013年07月, ［招待有り］
書評論文,書評,文献紹介等
書評 北村毅『死者たちの戦後誌』
一ノ瀬俊也
『歴史学研究』, 号：897, 開始ページ：47, 終了ページ：50, 2012年10月, ［招待有り］
青木書店, 日本語
ISSN：0386-9237, CiNii Articles ID：40019418904, CiNii Books ID：AN00299161
書評 郡司淳著 『近代日本の国民動員 「隣保相扶」 と地域統合 』
一ノ瀬俊也
『史学雜誌』, 巻：120, 号：2, 開始ページ：85, 2011年03月, ［招待有り］
書評論文,書評,文献紹介等
新刊紹介 笹川裕史・奥村哲『銃後の中国社会-日中戦争下の総動員と農村』 一ノ瀬 俊也
『史学雜誌』,
巻：117,
号：4,
開始ページ：598,
終了ページ：599, 2008年04月,
［招待有り］財団法人史学会, 日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
DOI：https://doi.org/10.24471/shigaku.117.4_598DOI ID：10.24471/shigaku.117.4_598,
ISSN：0018-2478,
CiNii Articles ID：110006740255 書評 上山和雄編著『首都圏史叢書（3）帝都と軍隊 地域と民衆の視点から』
一ノ瀬 俊也
『日本史研究』, 号：485, 開始ページ：78, 終了ページ：84, 2003年01月, ［招待有り］
日本史研究会, 日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
ISSN：0386-8850, CiNii Articles ID：40005660633, CiNii Books ID：AN00191267
書評 荒川章二『軍隊と地域』 / 原田敬一『国民軍の神話 兵士になるということ』 一ノ瀬 俊也
『史学雜誌』,
巻：111,
号：9,
開始ページ：1522,
終了ページ：1531, 2002年09月,
［招待有り］財団法人史学会, 日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
DOI：https://doi.org/10.24471/shigaku.111.9_1522DOI ID：10.24471/shigaku.111.9_1522,
ISSN：0018-2478,
CiNii Articles ID：110002365717,
CiNii Books ID：AN0010024X 資料紹介 『明治二十七八年戦役日記』
一ノ瀬 俊也
『国立歴史民俗博物館研究報告』, 巻：97, 号：97, 開始ページ：121, 終了ページ：135,図中付7p, 2002年03月
国立歴史民俗博物館, 日本語, 記事・総説・解説・論説等（大学・研究所紀要）
ISSN：0286-7400, CiNii Articles ID：40004437756, CiNii Books ID：AN00377607
分散型環境における開放性と秘匿性が両立した会議空間の社会学的工学的研究
日本学術振興会, 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽), 挑戦的研究(萌芽), 2022年06月30日 - 2024年03月31日
山崎 敬一; 山崎 晶子; 久野 義徳; 秋谷 直矩; 小林 貴訓; 陳 怡禎; 浅尾 高行; 中村 賢治; 中西 英之; 福田 悠人; 一ノ瀬 俊也; 小林 亜子; 梅崎 修; 池田 佳子, 埼玉大学
配分額（総額）：6500000, 配分額（直接経費）：5000000, 配分額（間接経費）：1500000
課題番号：22K18548
語り・身体・イメージの連関と変容の学際的研究―エスノメディアロジーの構築
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 挑戦的研究(萌芽), 2019年06月28日 - 2023年03月31日
山崎 敬一; 池田 佳子; 小林 貴訓; 山崎 晶子; 辻 絵理子; 佐藤 雅浩; 一ノ瀬 俊也; 是永 論; 小川 豊武; 中西 英之; 小林 亜子; 久野 義徳, 埼玉大学
配分額（総額）：6370000, 配分額（直接経費）：4900000, 配分額（間接経費）：1470000
本研究は、語り・イメージ・身体の関係やそのメディアの変容との関係を研究する歴史学者・社会学者と、メディアテクノロジーやロボットと人間の相互行為との関係に関心をもつ情報工学研究者による共同研究である。
今年度は、オンライン研究会を開催し、テレビやSNSにおける言説の変遷や特徴について議論を交わした。埼玉大学の佐藤雅浩氏は、「大衆的な精神疾患言説の変容に見る近代日本の精神・身体・社会イメージ」というタイトルで研究報告を行った。立教大学の是永論氏と昭和女子大学の小川豊武氏は、「「つながり孤独」を意味づける――若者とSNSの問題を対話型ネットワークがどのように定式化するか」というタイトルでの報告を行なった。また、埼玉大学の研究支援者である宮崎悠二氏は「いかにしてテレビを批判できるのか――大宅壮一「一億総白痴化」論のテクスト実践の分析」というタイトルで報告を行った。いずれも、社会学やメディア史研究の観点から、語り・イメージ・身体の関係に着目し、歴史と現在を横断しつつ、いかにテクノロジーの発展と人間の相互行為を捉えるかについて、今後に繋がる有益な示唆と知見を得ることができた。
さらに、メディアを介した多人数の身体的相互行為に関する実験データ分析を収録した書籍『埼玉大学教養学部リベラル・アーツ叢書14 観客と共創する芸術Ⅱ』を出版することができた。また、是永氏と小川氏の共同執筆で、報道番組の分析を国際ジャーナルに投稿した。
課題番号：19K21718
現代の戦争研究と総力戦研究とを架橋する学際的戦争社会学研究領域の構築
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 2017年04月01日 - 2022年03月31日
野上 元; 西村 明; 柳原 伸洋; 蘭 信三; 渡邊 勉; 福間 良明; 山本 昭宏; 木村 豊; 一ノ瀬 俊也, 筑波大学
配分額（総額）：16380000, 配分額（直接経費）：12600000, 配分額（間接経費）：3780000
5年間の共同研究により、「戦争と社会」というテーマで研究するための基盤を構築した。それは、歴史学・社会学・文学・宗教学を横断した人文社会科学の学際的領域「戦争社会学」である。具体的には、第一に、これまで膨大に蓄積されてきたアジア・太平洋戦争研究の問題設定をいくつかの現代的テーマに沿って俯瞰し直す作業を進めた。第二に、それらをより広い戦争史や比較によって相対化する理論的視座を確保した。第三に、それらを現在の戦争や軍事の問題と接続するために軍事社会学を批判的に吟味し、その導入にあたっての注意点を明確にした。第四に、本研究が寄与することになる当該テーマをめぐる社会意識の調査を行った。
課題番号：17H02584
論文ID：49580017
東アジア諸地域の比較からみた戦時戦後中国の社会秩序と政治文化
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 2014年04月01日 - 2017年03月31日
笹川 裕史; 山本 真; 水羽 信男; 松田 康博; 三品 英憲; 金子 肇; 丸田 孝志; 奥村 哲; 金野 純; 一ノ瀬 俊也; 高岡 裕之, 上智大学
配分額（総額）：15470000, 配分額（直接経費）：11900000, 配分額（間接経費）：3570000
本研究は、第二次世界大戦およびその後の国共内戦という二つの総力戦を経験したことによって、中国の社会秩序がどのように変容し、その変容が中華人民共和国の誕生にどのように関わり、同国家の政策展開や政治手法にどのような政治文化的な特質をもたらしたかを、地域的な差異に留意しつつ明らかにした。そのうえで、同じく総力戦を経験した東アジア諸地域と比較して、その意義づけを行い、中国近現代史に新たな比較研究の視座を提供した。
課題番号：26284109
近代日本軍隊の食とその国民生活への影響に関する研究
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 2013年04月01日 - 2016年03月31日
一ノ瀬 俊也, 埼玉大学
配分額（総額）：1950000, 配分額（直接経費）：1500000, 配分額（間接経費）：450000
本研究では、当初近代日本の軍隊における「食」のあり方が一般社会にどのような影響を与えてきたのか、という観点から史料の収集と分析を行った。第2・第3年度では、研究課題を若干拡大して、近代日本における「食」のみならず海軍、軍艦にまつわる諸言説が戦前戦後の日本社会の戦争観、軍隊観をいかに規定したかという問題についての研究も行った。研究成果としては、軍医団雑誌などに掲載された食・栄養関係の記事目録を作成した。また、2冊の図書『戦艦大和講義』『戦艦武蔵』を刊行した。
課題番号：25370761
近代日本社会における「戦争体験の語られ方」とその社会的影響に関する研究
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 若手研究(B), 2010年 - 2012年
一ノ瀬 俊也, 埼玉大学
配分額（総額）：1170000, 配分額（直接経費）：900000, 配分額（間接経費）：270000
本研究では、戦前戦後の地域社会などで、「戦争体験」がどう語られたか、「戦争の記憶」が次代の人々の意識をどのように規定したかを分析した。具体的な手法は、各地域の戦死者遺族会の会誌、戦友会史・部隊史などから関連する記述を収集し、その変化を探るというものである。その結果、日中・太平洋戦争のように、戦争の目的が不明瞭な戦争では会誌などの記述も不明瞭となり、戦争の意義づけが戦死者に最も身近な人々ほど困難であったという、一種の逆説の存在を見いだすことができた。
課題番号：22720237
戦前地域社会における独自の「軍神」像の形成と機能に関する研究
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 若手研究(B), 2005年 - 2007年
一ノ瀬 俊也
配分額（総額）：1500000, 配分額（直接経費）：1500000
本研究では、全国各地域における日清・日露戦争以降の「郷土の軍神」たちの評伝、銅像、唱歌・琵琶歌、郷土史中の記述を現地調査も行いつつ網羅的に収集、彼ら戦没者たちがいかなる政治的・社会的背景により「軍神」と称されるに至ったのか、彼らが大正後期〜昭和初年の郷土史教育などのなかで郷土の偉人として語り継がれたことは、人々の戦争観にいかなる影響を与えたのかを会析した。
具体的には戦前の各地域における「軍神」の文献資料(評伝など)、史跡(銅像など)、図像史料(絵はがきなど)を悉皆的に収集し、岩手県の横川省三、福岡県の吉岡友愛、長崎県の沖禎助、福島県の大越兼吉、熊本県・宮崎県の谷村計介に関する多数の史料を収集、複写することができ、これにより日露戦後の各地域における「軍神」像の成立過程を地域別に比較することが可能になった。これらの「軍神」は、その多くが大正末期〜昭和初期に地域の人々の手で顕彰が開始され、「第一次大戦後に勃興した自由主義、軍縮論への対抗の象徴」という彼らの特徴がよりクリアに浮かび上がったと考えている。研究期間中に研究成果の論文化、公刊はかなわなかったが、国書刊行会より刊行予定の『近代日本のモニュメント』(仮題、共著》に掲載すべく、現在執筆中である。
また、こうした特異・著名な「軍神」とは別に、ムラの軍神と称するべき、一般の無名戦死者が地域社会でどのように顕彰・葬送・慰霊されたのかに関する研究も調査の過程で平行して行った。用いた史料は地域の戦死者追悼録・部隊史などである。その成果は、論文一本、日清戦争記を扱った著書一冊、日中〜太平洋戦争期を扱った論文一本にまとめて公刊済みである。
課題番号：17720164
地方都市の都市化と工業化に関する政治史的・行財政史的研究
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 2005年 - 2006年
有馬 学; 季武 嘉也; 中村 尚史; 日比野 利信; 永島 広紀; 一ノ瀬 俊也, 九州大学
配分額（総額）：3400000, 配分額（直接経費）：3400000
本研究は北九州地域の都市を主たる対象に、近代日本の都市化・工業化における地方都市の位置と機能を明らかにすることを目的とする。本研究の鍵となる史料は、今回初めて利用可能になった安川敬一郎の日記をはじめとする関係史料(北九州自然史歴史博物館蔵、以下「安川文書」と略)である。本研究では第一に、「安川文書」の整理を同博物館と協力して行い、その史料情報をデータベース化して活用できるようにした。「安川文書」の活用は、地方財閥の代表的な存在であった安川財閥の企業活動を詳細に明らかにするのみならず、企業、政党、行政、社会運動等の都市主体の動向と相互関係(対抗・競合・協調)を検証し、それによって近代日本の地方都市史研究に新たな地平を開くことを可能にすると思われる。
「安川文書」の主要な内容は、(1)安川敬一郎日記、(2)安川家の経営実態を示す帳簿類をはじめとする経営史料、(3)安川宛の書簡および安川の書簡草稿、(4)安川の膨大な意見書類である。本研究ではこれらの分析によって、安川の経済活動のみならず、それと結びついた政治活動、および政治・経済活動を結び付ける独特の国家観、国際情勢認識を明らかにすることができた。帳簿類の検討からは、安川家と松本家の事業上の関係(組織構造)や安川家の投資行動(資産運用のあり方)の実態が解明された。それによれば、安川家は日清戦争時の石炭ブームで得た利益を、鉱区の拡大と鉄道投資に投下し、事業多角化を実現した。また、安川敬一郎日記、書簡、意見書等を、的野半助関係文書、永江純一関係文書、新聞史料などと付き合わせることによって、これまでほとんど言及されなかった安川の政治活動の詳細が初めて明らかになった。衆議院選挙における安川の活動の舞台は北九州ではなく福岡市であり、そこでは安川は政友会系と玄洋社系双方の支持を調達できる立場にあった。安川は中央政界にも人脈をもち、第二次大隈内閣期に立憲同志会と政友会を牽制する第三勢力の形勢をはかったが、その意図は挙国一致による日中関係の安定化と、そのもとでの中国への資本進出にあった。
課題番号：17520439
日本陸海軍に関する軍事啓蒙雑誌の調査・研究
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 2003年 - 2004年
有馬 学; 一ノ瀬 俊也, 九州大学
配分額（総額）：3500000, 配分額（直接経費）：3500000
戦前の日本において軍隊(陸海軍)は、一般の国民にとって、徴兵制という制度を媒介にさまざまな側面において国民の日常生活を構成する重要な要素の一つであった。平時の社会を構成する要素、すなわち社会的存在としての軍隊という視点に立ってみると、軍隊の社会的意味は国家と社会もしくは軍隊と社会の双方向的な働きかけによって成立していたと想定される。本研究においては、そうした軍隊と社会の相互の働きかけとして、軍事に関わるさまざまな軍事援護、後援、啓蒙活動に着目し、それらを研究する方法として、軍事メディア研究という研究領域を設定、その一環として、雑誌というメディアを中心に、社会的存在としての軍隊を明らかにすることを目指した。
具体的には、都城市立図書館所蔵の上原勇作文庫に所蔵される雑誌の調査を行い、軍事関係雑誌の検出を行った。上原勇作は周知のように陸軍内薩派の巨頭であるが、出身地の都城に多くの蔵書を寄贈しており、それは、全国的にも稀な軍事関係の文献のコレクションとなっている。本研究においては、同文庫における軍事関係雑誌の目録を作成すると共に、その中でも重要と思われる雑誌の記事索引データベースを作成した。
今回提出する報告書においては、以下の雑誌の総目次を掲載している。
『愛国』、『皆兵』、『軍事』、『軍事彙報』、『軍事と技術』、『軍人世界』、『訓練』、『後援』、『自衛』、『士友』、『戦友』、『高千穂』、『中堅』、『文武』、『平和の礎』、『奉公』、『我が家』
これらの雑誌はいずれも帝国在郷軍人会やその地方支部機関誌、帝国軍人講演会の機関誌、民間の軍人後援団体の雑誌、また陸海軍のさまざまな機関が発行した軍事啓蒙雑誌であり、本研究が意図する軍隊と社会の交渉を研究する上で、きわめて利用価値の高いデータベースになると考えられる。
課題番号：15520405
地域社会における帝国在郷軍人会の活動実態の研究
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 奨励研究(A), 2000年 - 2000年
一ノ瀬 俊也, 国立歴史民俗博物館
配分額（総額）：100000, 配分額（直接経費）：100000
課題番号：12710185
「佐藤浩市 〜父・三國連太郎が背負い 生きた道を〜」取材協力
NHK, 「ファミリーヒストリー」, 2025年04月30日, ［テレビ・ラジオ番組］
塚原真梨佳『戦艦大和の歴史社会学』(新曜社、2025年)書評
本人, 『千葉日報』ほか（共同通信配信）, 2025年04月22日, ［新聞・雑誌］
「英雄たちの選択 昭和のあけぼの（２）高橋是清・昭和恐慌と格闘した男」
NHK BSP4Kほか, 「昭和の選択」, 2025年04月10日, ［テレビ・ラジオ番組］
「戦艦大和、なぜ無謀な作戦へ？軍がこだわった〝一撃〟沈没から80年」インタビュー
withnews, 2025年04月07日, ［インターネットメディア］
特集「よみがえる徴兵制」インタビュー「徴兵制の歴史 近代国家の成立と徴兵制」
『朝日新聞』, Globe, 2025年04月06日, ［新聞・雑誌］
「巡り糸 第2部「染まる」 中 空から降る謀略ビラ」コメント
『京都新聞』, 朝刊1面, 2025年03月30日, ［新聞・雑誌］
荻野富士夫『検証 治安維持法』（平凡社新書、2024年）書評
『日本経済新聞』, 朝刊読書面, 2025年03月01日, ［新聞・雑誌］
「広島陸軍幼年学校の生徒の日記、親族が陸自海田市駐屯地に寄贈へ」コメント
『中国新聞』, 朝刊社会面, 2025年02月22日, ［新聞・雑誌］
「昭和の選択 果たすべきは「国民との約束」〜首相・濱口雄幸 政治家の本懐〜」
NHK BSP4Kほか, 「昭和の選択」, 2024年12月23日, ［テレビ・ラジオ番組］
「戦後80年へ 特攻の記憶 上 特攻した叔父 本心は」コメント
『朝日新聞』, 朝刊社会31面, 2024年10月25日, ［新聞・雑誌］
「敗戦国日本の決断 マッカーサー「直接軍政」の危機」
NHK BSP4K, 「昭和の選択」, 2024年08月19日, ［テレビ・ラジオ番組］
「NHKスペシャル “一億特攻”への道」
NHK G, 2024年08月17日, ［テレビ・ラジオ番組］
コラム「週間読書日記」
『日刊ゲンダイ』, 9面, 2024年08月06日, ［新聞・雑誌］
「（識者談話）自衛隊は沖縄戦総括を」（「歩く民主主義 100の声」）
本人, 『琉球新報』朝刊, 2024年07月01日, ［新聞・雑誌］
石原豪『大正・昭和期 日本陸軍のメディア戦略』（有志舎、2024年）書評
『週刊読書人』, 2024年06月28日, ［新聞・雑誌］
「沖縄戦と特攻」取材協力・解説記事執筆
本人, 『東京新聞』朝刊サンデー版, 2024年06月23日, ［新聞・雑誌］
乾淑子『着物になった〈戦争〉 時代が求めた戦争柄』（吉川弘文館、2023年）書評
『日本経済新聞』, 朝刊読書面, 2024年01月20日, ［新聞・雑誌］
「戦没者慰霊碑 民間任せ限界」コメント
『読売新聞』, 大阪朝刊, 2023年10月15日, ［新聞・雑誌］
「記者がたどる戦争 戦地で病 転院強いられ 上」コメント
『北海道新聞』, 朝刊第1社会面, 2023年10月14日, ［新聞・雑誌］
加藤拓『「特攻」のメカニズム』（中日新聞社、2023年）書評
『東京新聞』, 朝刊読書面, 2023年09月16日, ［新聞・雑誌］
「故郷は遠きにありて〜絵本画家 八島太郎〜」資料提供
NHKEテレ, 日曜美術館, 2023年08月27日, ［テレビ・ラジオ番組］
「戦地からの手紙 愛媛・戦後78年 下 兵士の重い本音 戦争は遠い話ではない」コメント
『愛媛新聞』, 朝刊社会面, 2023年08月16日, ［新聞・雑誌］
「駿府城公園の学徒慰霊碑「やすらぎの塔」 地震で破損、台座のみ20年超」コメント
『静岡新聞』, 朝刊社会面, 2023年08月15日, ［新聞・雑誌］
「戦後78回目の８月15日── 日本は再び戦争をする国になるのですか。 戦争と平和を考える18人の声」インタビュー
カタログハウス, 通販生活, 2023年08月12日, ［インターネットメディア］
「あの日、この場所で 若き日の戦争 中 チョコの正体 覚醒剤入り糧食」コメント
『朝日新聞』朝刊, 大阪地域面, 2023年08月12日, ［新聞・雑誌］
「終戦直後「玉体ヲ人質」虚偽交えて檄 徹底抗戦のビラ発見」コメント
『東京新聞』朝刊, 社会面, 2023年08月11日, ［新聞・雑誌］
「「犬を食べた」「赤ちゃんが泣くと口を押さえた」みんなが聞いた戦争体験 未来につなぐには #戦争の記憶」インタビュー
Yahoo!ニュース, 未来に残す 戦争の記憶, 2023年08月07日, ［インターネットメディア］
「桐生悠々の警告は現実になった…歴史に残る社説「関東防空大演習を嗤ふ」を90年後の今、読むと」コメント
『東京新聞』朝刊, 社会面, 2023年08月04日, ［新聞・雑誌］
武田珂代子『通訳者と戦争犯罪』（みすず書房、2023年）書評
本人, 『日本経済新聞』, 朝刊読書面, 2023年07月29日, ［新聞・雑誌］
「自衛隊は沖縄戦とどう向き合ってきたか 内部研究で導かれた「教訓」」コメント
朝日新聞デジタル, 2023年07月12日, ［インターネットメディア］
清水亮『「軍都」を生きる』（岩波書店、2023年）書評
『週刊読書人』, 2023年04月07日, ［新聞・雑誌］
「始まりの一冊」
本人, 『読売新聞』, 書評面, 2023年03月19日, ［新聞・雑誌］
サラ・コブナー 『帝国の虜囚――日本軍捕虜収容所の現実』（ みすず書房 、2022年）書評
『日本経済新聞』朝刊, 2023年03月12日, ［新聞・雑誌］
「神社に初詣ツイートで…軍国主義批判なぜ起きた？」コメント
AbemaTV, ＃アベプラ, 2023年01月06日, ［インターネットメディア］
「日本兵の〝遺書〟家族に届けたい」コメント
『長崎新聞』 ほか（共同通信配信）, 2022年10月13日, ［新聞・雑誌］
「破局への条約 三国同盟 〜松岡外相と影のキーマン大島浩〜」
NHK BSプレミアム, 「昭和の選択」, 2022年09月21日, ［テレビ・ラジオ番組］
「戦後77年 「陸奥」の記憶 中 「不戦の巨艦」突然の爆沈」コメント
『読売新聞』, 朝刊群馬版21面, 2022年08月16日, ［新聞・雑誌］
コラム「週間読書日記」
『日刊ゲンダイ』, 2022年08月15日, ［新聞・雑誌］
NHKスペシャル「新・ドキュメント太平洋戦争１９４２ 大日本帝国の分岐点 後編」取材協力
NHK総合, 2022年08月14日, ［テレビ・ラジオ番組］
コラム「信長の評価が違って困る話」
本人, 『埼玉新聞』, 4面, 2022年07月29日, ［新聞・雑誌］
貴志俊彦『帝国日本のプロパガンダ──「戦争熱」を煽った宣伝と報道』（中公新書、2022年）書評
『日本経済新聞』朝刊, 2022年07月23日, ［新聞・雑誌］
「「変えるのは言論でなければ」 安倍元首相銃撃死 批判封殺の時代訪れるのか」コメント
『東京新聞』朝刊, 2022年07月09日, ［新聞・雑誌］
「昭和の選択スペシャル 1941 日本はなぜ開戦したのか」
NHK BSプレミアム, 「昭和の選択」, 2021年12月08日, ［テレビ・ラジオ番組］
ニュース番組「キャッチ！」コメント
中京テレビ, ニュース番組「キャッチ！」, 2021年12月08日, ［テレビ・ラジオ番組］
真珠湾攻撃の特殊潜航艇について
昭和史が教えるコロナ〝失敗の本質〟（インタビュー）
『週刊文春』, 2021年08月12日, ［新聞・雑誌］
「東条英機は「独裁者」だったか…埼玉大・一ノ瀬氏 評伝で問いかけ」インタビュー
『読売新聞』朝刊, 2020年12月22日, ［新聞・雑誌］
「昭和の選択 太平洋戦争 東條英機 開戦への煩悶」
NHK BSプレミアム, 2020年12月09日, ［テレビ・ラジオ番組］
ニュース番組「キャッチ！」コメント
中京テレビ, 2020年09月17日, ［テレビ・ラジオ番組］
花山信勝と東條英機について
コラム「週間読書日記」
『日刊ゲンダイ』, 2020年09月15日, ［新聞・雑誌］
「太平洋戦争突入時の首相 東條英機」寄稿
『北海道新聞』朝刊, 2020年08月20日, ［新聞・雑誌］
「渇く言葉 戦争と情報統制 戦争協力 政府が誘導」インタビュー
『日本農業新聞』, 2020年08月20日, ［新聞・雑誌］
「戦争と感染症 戦争が広げた２つの熱病」インタビュー
TBS, 『報道特集』, 2020年08月15日, ［テレビ・ラジオ番組］
エイコ・マルコ・シナワ著『悪党・ヤクザ・ナショナリスト』（朝日新聞出版、2020年）書評
『日本経済新聞』朝刊, 2020年08月15日, ［新聞・雑誌］
「75年前、敗戦の直前まで「日本国民は笑っていた」のはなぜなのか？ 戦時下を生きた山田風太郎の「記録」」
現代ビジネス, 2020年08月14日, ［インターネットメディア］
「戦後75年 コロナ禍の夏に 3 目の敵でもパーマは続いた」コメント
朝日新聞デジタル, 2020年08月13日, ［インターネットメディア］
「「回天」不安募る手紙」コメント
『読売新聞』夕刊, 2020年08月08日, ［新聞・雑誌］
「絵本で学ぶ戦争と平和 演出控えめ、想像を促す」コメント
『中日新聞』朝刊, 2020年08月07日, ［新聞・雑誌］
「不寛容 感染を〝糾弾〟 検証コロナ第1波」コメント
『西日本新聞』朝刊, 2020年07月03日, ［新聞・雑誌］
大竹まことゴールデンラジオ
文化放送, 2020年05月13日, ［テレビ・ラジオ番組］
「著者インタビュー 特攻隊員の現実」インタビュー
『日刊ゲンダイ』, 2020年03月19日, ［新聞・雑誌］
文春図書館 著者は語る（著書『特攻隊員の現実』に関するインタビュー）
本人, 文藝春秋, 週刊文春, 115頁, 2020年03月19日, ［新聞・雑誌］
「訪問 「特攻隊員の現実」を書いた一ノ瀬俊也さん」インタビュー
『北海道新聞』朝刊, 2020年03月01日, ［新聞・雑誌］
「家制度 縛られた女性」インタビュー
『毎日新聞』夕刊, 2020年02月12日, ［新聞・雑誌］
「国民が見た「特攻」」インタビュー
『読売新聞』朝刊埼玉県東・県南版, 2020年02月05日, ［新聞・雑誌］
「「この世界の片隅に」で主人公が振るっていた竹槍が意味するもの 死のロマンにとりつかれた人々」
現代ビジネス, 2020年02月04日, ［インターネットメディア］
「特攻に駆り立てた「一撃講和論」 採用された背景にあったものとは なぜ特攻ははじめられたのか②」
現代ビジネス, 2020年01月28日, ［インターネットメディア］
「もしも1945年8月の日本にツイッターがあったら 玉音放送は「炎上」したのだろうか」
現代ビジネス, 2020年01月19日, ［インターネットメディア］
「「体当たり戦法」の採用は、サイパン陥落がきっかけだった なぜ特攻ははじめられたのか①」
現代ビジネス, 2020年01月17日, ［インターネットメディア］
「こちら特報部 アニメで学ぶ戦争史」インタビュー
『東京新聞』朝刊, 2019年12月10日, ［新聞・雑誌］
「耕論 なぜ止められないのか」インタビュー
『朝日新聞』朝刊, 2019年11月30日, ［新聞・雑誌］
スーザン・Ｌ・カラザース『良い占領？: 第二次大戦後の日独で米兵は何をしたか』（人文書院、2019年）
日本経済新聞, 2019年11月16日, ［新聞・雑誌］
「靖国 再びの集団参拝」コメント
『毎日新聞』夕刊, 2019年11月16日, ［新聞・雑誌］
「参謀辻政信の肖像 番外編 中」インタビュー
『読売新聞』朝刊石川版, 2019年10月17日, ［新聞・雑誌］
insights: the politics of imagery コメント
2019年10月09日, ［新聞・雑誌］
ダニ・オルバフ『暴走する日本軍兵士 帝国を崩壊させた明治維新の「バグ」 』
共同通信（全国各地方紙に配信）, 2019年10月, ［新聞・雑誌］
「すずのスケッチを見つけたのが近隣住民だったら 『この世界の片隅に』から隣組を考える」
現代ビジネス, 2019年08月06日, ［インターネットメディア］
「『この世界の片隅に』は家制度を頭に入れて観るとよくわかる すずと義姉径子の不安定な立場」
現代ビジネス, 2019年07月22日, ［インターネットメディア］
重信幸彦『みんなで戦争』（青弓社、2018年）
日本経済新聞, 2019年05月18日, ［新聞・雑誌］
「日本の心 楠木正成を読み説く周到な籠城 合理的な戦略」コメント
『産経新聞』朝刊, 2019年05月17日, ［新聞・雑誌］
「日本の心 楠木正成を読み説く 今も心揺さぶる「桜井の別れ」」コメント
『産経新聞』朝刊, 2019年04月05日, ［新聞・雑誌］
こちら特報部「復活 海自長年の「悲願」 根強い旧海軍の意識」
東京新聞, 2018年12月07日, ［新聞・雑誌］
ＮＨＫスペシャル「届かなかった手紙 時をこえた郵便配達」
NHK, 2018年08月19日, ［テレビ・ラジオ番組］
英雄たちの選択「沢村栄治 伝説の投手 戦火に散る」
NHK BSプレミアム, 2018年08月09日, ［テレビ・ラジオ番組］
売れてる本 現代に通じるブラック体質 『日本軍兵士 アジア・太平洋戦争の現実』〈吉田裕〉
朝日新聞, 2018年06月26日, ［新聞・雑誌］
清水亮『「軍都」を生きる──霞ヶ浦の生活史 1919―1968』（岩波書店、2023年）書評
本人, 『週刊読書人』2023年4月7日, ［新聞・雑誌］
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