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内田 裕子(ウチダ ユウコ)
教育学部 学校教育教員養成課程 芸術講座 | 教授 |
教育学研究科 |
研究者情報
■ 学位■ 研究キーワード
■ 研究分野
■ 経歴
- 2023年04月 - 現在, 埼玉大学, 学術院(教育学部)
- 2018年07月 - 現在, 筑波大学芸術専門学群
- 2010年11月 - 現在, 東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科
- 2019年04月 - 2024年03月, 放送大学, 面接授業
- 2009年10月 - 2023年03月, 埼玉大学教育学部
- 2015年04月 - 2016年03月, 立教大学文学部
- 2004年04月 - 2009年09月, 大分大学教育福祉科学部
- 2001年04月 - 2007年03月, 熊本大学大学院教育学研究科
- 1998年04月 - 2007年03月, 熊本大学教育学部
- 1998年04月 - 2004年03月, 大分大学講師教育学部
- 1992年05月 - 1999年03月, (財)日本児童育成協会 こどもの城造形事業部
- 1991年04月 - 1992年02月, 熊本大学教育学部附属幼稚園
■ 委員歴
- 2025年04月 - 現在
美術科教育学会, 理事, 学協会 - 2024年06月 - 現在
埼玉県私立学校助成審議会, 委員, 自治体 - 2016年08月 - 現在
開隆堂出版, 文部科学省検定教科書 編集著作者, その他 - 2016年06月 - 現在
公益財団法人 教育美術振興会, 評議員, その他 - 2013年06月 - 現在
公益財団法人 理想教育財団, 評議員, その他 - 2017年10月 - 2023年10月
さいたま市情報公開・個人情報保護審議会, 委員・会長職務代理者, 自治体 - 2021年04月 - 2022年03月
美術科教育学会, 選挙管理委員会 委員長, 学協会 - 2014年10月 - 2020年09月
さいたま市景観審議会, 委員, 自治体 - 2017年04月 - 2019年03月
公益財団法人 教育美術振興会, 第52回・第53回「教育美術・佐武賞」選考委員, その他 - 2018年08月
第55回 全国高等学校美術・工芸教育研究大会, 助言者, 学協会 - 2014年06月 - 2016年03月
埼玉県立芸術総合高等学校, 学校評議員, 自治体 - 2007年04月 - 2009年09月
大分市屋外広告物審議会, 委員, 自治体 - 2004年06月 - 2009年09月
アート・ブラザー芸術的活動支援事業, 支援者選考委員, その他 - 2004年02月 - 2009年09月
大分市美術館協議会, 委員, 自治体 - 2009年06月
大学美術教育学会, 総務局委員, 大学美術教育学会, 学協会
業績情報
■ 論文- サブカルチャーに着目した造形美術教材の開発:中学校「美術科」の教科書作成
内田裕子
埼玉大学紀要(教育学部), 巻:74, 号:1, 2025年03月
共同研究・競争的資金等ID:45255468 - 「造形遊び」の多角的考察
内田裕子
埼玉大学紀要(教育学部), 巻:74, 号:1, 2025年03月, [筆頭著者]
共同研究・競争的資金等ID:45255468 - 「造形的な見方・考え方」の理解に資する「個性」の研究(4):メディアに登場するキャラクターの苦手な性格を手掛かりとして
内田裕子
埼玉大学教育学部附属教育実践総合センター紀要, 巻:23, 開始ページ:49, 終了ページ:56, 2025年03月, [筆頭著者]
共同研究・競争的資金等ID:45255468 - 初等中等教育における情報モラル教育でのSNS等の取り扱いとSNS等の利活用を教示するための教材に関する現状把握
伊藤大河・山本利一・内田裕子
巻:73, 号:2, 開始ページ:1, 終了ページ:20, 2024年09月 - 「造形的な見方・考え方」に着目した幼児の鑑賞教育プログラムの考察
内田裕子
埼玉大学紀要(教育学部), 巻:73, 号:2, 開始ページ:21, 終了ページ:42, 2024年09月, [筆頭著者]
共同研究・競争的資金等ID:45255468
- 「造形的な見方・考え方」の学習と評価のための教材試案
教育美術, 巻:981, 開始ページ:28, 終了ページ:31, 2024年03月, [招待有り]
記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) - 開隆堂令和6年度用小学校美術教科書内容解説資料 著者メッセージ
2023年05月, [招待有り]
その他 - 開隆堂令和7年度用中学校美術教科書内容解説資料 著者メッセージ
2023年05月, [招待有り]
その他 - 教科書をひらいて授業を創る
指導と評価, 巻:817, 開始ページ:52, 終了ページ:53, 2022年12月, [招待有り]
記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) - マイ・ベスト・ブック
教育美術, 巻:921, 開始ページ:24, 終了ページ:24, 2019年03月, [招待有り]
書評論文,書評,文献紹介等 - 第53回 教育美術賞・佐武賞 選評
教育美術, 巻:914, 開始ページ:13, 終了ページ:13, 2018年08月, [招待有り]
記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) - 第52回 教育美術賞・佐武賞 選評
教育美術, 巻:902, 開始ページ:36, 終了ページ:36, 2017年08月, [招待有り]
記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
- 美術教育学叢書4 美術教育学 私の実践技法
秋田喜代美; 直江俊雄; 栗山誠; 小口あや; 藤井康子; 更科結希; 片桐彩; 森田亮; 市川寛也; 相田隆司; 内田裕子; 山田芳明; 三澤一実; サミア・エルシェイク; グレン・クーツ, [共著], 疑問の解が紡いだ美術教育研究
美術科教育学会・学術研究出版, 2025年01月
ISBN:9784911008348 - アートの処方箋
小澤基弘, [共著], 「美術が作る処方箋の条件」247-250頁
2024年01月 - 美術教育の理論と実践 第2巻
日本教育大学協会全国美術部門関東地区会, [共著], 「造形・美術教育における『感性』の意味」23-44頁
学術研究出版, 2022年03月 - 明日の小学校教諭を目指して:子どもの資質・能力を育む図画工作科教育法
[共著], 「低学年 工作に表す活動」「中学年 絵に表す活動」「情報機器を活用した教師の指導」130-133頁,146-149頁,226-227頁
萌文書林, 2019年08月 - 初等図画工作科教育
吉田武男 監修, [共著], 「子どもの造形表現と鑑賞の発達」15-26頁
ミネルヴァ書房, 2018年11月 - 芸術教育研究
蔡惠真 編, [共著], 「日本小中學一般藝術教育之制度與模式」10-24頁・38-97頁
國立䑓灣藝術教育館, 1999年06月
- 美術科教育におけるカリキュラムの考え方:教科中心カリキュラムからの脱却
内田裕子
第46回美術科教育学会弘前大会, 2024年03月, [招待有り]
口頭発表(招待・特別) - 人と社会の活性化研究部会・活動報告
環境芸術学会第23回大会, 2022年10月
ポスター発表 - 「デザイナーの様に考える力」を養う視覚芸術教育とは
内田裕子
視覚芸術教育国際シンポジウム・第5回長江デルタ芸術教育研究提携会議(中国,上海), 2021年12月, [招待有り]
口頭発表(招待・特別) - 色の組合せを学ぶためのソフト開発に向けた基礎理論の研究
第55回大学美術教育学会研究発表大会, 2016年09月
ポスター発表 - 美術教育の未来を考える:ただ一人の自分になるために
内田裕子
韓国美術教育学会第40次国際学術大会(韓国,ソウル), 2015年08月, [招待有り]
口頭発表(招待・特別) - 「色彩学習プログラム」開発のための基礎研究
CIEC春季研究会2014(コンピュータ利用教育学会), 2014年03月
口頭発表(一般) - 色彩感覚育成ソフトの開発:色彩の気持ちが分かります
CIEC春季研究会2011(コンピュータ利用教育学会), 2011年03月
口頭発表(一般) - 美術系教養教育科目でのCSCLシステム“hikoboshi”の活用
大学美術教育学会, 2009年09月
口頭発表(一般) - 「創発」効果を志向した授業方法の研究―形成的評価表の有効性―
2009PCカンファレンス, 2009年08月
口頭発表(一般)
- 2019年05月 - 現在, 芸術学研究会
- 2009年04月 - 現在, 東京藝術大学美術教育研究会
- 2004年12月 - 現在, 環境芸術学会
- 2004年11月 - 現在, 幼児教育史学会
- 1992年07月 - 現在, 美術科教育学会
- 1992年07月 - 現在, 大学美術教育学会
- 「造形的な見方・考え方」を指導する造形・美術教員のための「学習プログラム」の開発
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 2021年04月 - 2025年03月
内田 裕子; 大岩 幸太郎, 埼玉大学
配分額(総額):4160000, 配分額(直接経費):3200000, 配分額(間接経費):960000
2021年度は,まず「造形的な見方・考え方」に関わる{感性,個性,知性と感性を融合させる方法}の内容を明らかにするため「個性」(性格)と「感情」についての文献研究を行い,その結果に基づき,現代の大学生が理解している「性格」及び「感情」の内容及び種類について,メディアに登場するキャラクターを手掛かりに調査を行い,結果を分析した。分析により,学生は{(1)「性格」や「感情」については概ね経験していること,(2)「性格」も「感情」も全般的に知りたいと思っていること,(3)経験しているにも拘らず詳しく知りたいと思っているのは性格の「自己中心的」と感情の「愛情」であること},加えて,学生が好む「性格」は,ネガティブな面を持つがポジティブな性格を前面に出し,自己中心的では無い性格であることが分かった。更に「自己中心的」や「愛情」は,多くの学生が自ら経験していると答えた一方で詳しく知りたいとも答えたことから「性格」や「感情」を示す各言葉の定義(概念)については,内包は元より外延についても充分に理解しているとは考え難く,そのため「性格」や「感情」の理解に関わり,各言葉の定義の理解の正否や程度に関する検証が必要であることが明らかになった他,回答者の性差等の個性により,キャラクターの「性格」の捉え方が異なったことから,回答者の個性と他者の性格や感情の理解の関係についての検討が必要であることが分かった。
また「EFT」(Emotion-Focused Therapy)に関する研究では,北欧でのEFTの実践を中心に調査を行い,EFTに類する実践内容を理解すると共に内容を整理し,その結果から,美術教育での実践及び研究が無いことを明らかにすると共にEFTに類する研究及び実践の発展の経緯を明らかにし,その主たる方法が対話にあり,その対話の特徴から美術教育に有効と考えられる対話の方法を検討した。
課題番号:21K02430
論文ID:49434344 - 個性豊かな子どもを育む小中学校教員養成のための「形学習プログラム」の開発
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 2016年04月 - 2021年03月
内田 裕子; 大岩 幸太郎, 埼玉大学
配分額(総額):4420000, 配分額(直接経費):3400000, 配分額(間接経費):1020000
形の理解のための事項を選別し、その到達度を確認するための指標を示すと共に、海外の社会教育施設に赴き、形や形の構成を理解する方法の調査を行い、遠近法や見立て等、形を学習する際、有効と考えられる観点から教材及び学習法を開発した。
他方、形の学習において障碍となる「青年期の危機」の乗り越え方に関わり、成人の形の描画の変化の過程を調査し、その結果、成人の変化においては行き詰まり(危機)の時期に相当する頃から子どもとは異なる変化を辿り、成人においては、個性を構成する要因とされる{形成(訓練と教育)、多様な変質(社会的条件等)}に関する蓄えが多い点が「危機」を乗り越える資質になることを示した。
課題番号:16K04743 - 個性豊かな子どもを育む小中学校教員養成のための「色彩学習プログラム」の開発
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 2013年04月01日 - 2017年03月31日
内田 裕子; 大岩 幸太郎, 埼玉大学
配分額(総額):4810000, 配分額(直接経費):3700000, 配分額(間接経費):1110000
色彩学習のためのプログラムを考案し,タブレット端末で動作するアプリとして開発した。特に,配色を学ぶ点を重視し,中でも補色を用いた配色を理解するため,補色を学ぶと共に配色に慣れるためのゲーム方式の学習アプリを開発した。他方,この補色の学習プログラムに関する基礎研究の成果として,色の組み合わせを学ぶ教材開発に向けた回転色盤の研究を進め,論文として発表した。
また,海外での調査で収集した写真資料を,撮影対象に基づいて整理して製本すると共に,Webサイトとして作成し,テキストとして使用できるようにした。
課題番号:25381236 - 色彩感覚に支えられた「デザイン力」育成モデル授業の開発
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 2009年04月 - 2012年03月
内田 裕子; 大岩 幸太郎, 埼玉大学
配分額(総額):4160000, 配分額(直接経費):3200000, 配分額(間接経費):960000
色彩感覚の傾向を判定するためのツールソフトを開発した。Web上で動作する本ツールソフトでは,10種の色が出題され,出題色と同色の回答色をカラーパレットから選択すると,出題色と回答色の差異を数値で示す。このツールソフトを用いることで,適切な色彩を用いた文字や図形を組み合わせ,「色の不協和音」を生じさせない情報発信に必要な「デザイン力」を育成するモデル授業を実践できることが分かった。
課題番号:21530991 - CSCLを利用した図画工作科・美術科教員のための評価能力育成カリキュラムの開発
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 2007年04月 - 2010年03月
廣瀬 剛; 大岩 幸太郎; 内田 裕子, 大分大学
配分額(総額):4940000, 配分額(直接経費):3800000, 配分額(間接経費):1140000
本研究では,「評価能力育成のための協調学習支援システム」を構築し,そのシステムをCSCLとして活用し,評価能力の育成を目指した。実際には,美術教員養成向け講義において,学生は課題作品のアップロードとき,各自で自分の作品に対する適切な評価項目の作成を指示する。その後,受講している学生同士で相互に評価を書き込んだ。その結果,学生の評価能力に,成長がみられた。
課題番号:19530832 - 筋ジストロフィー症の患者さんのための造形教材の開発
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 若手研究(B), 2002年04月 - 2004年03月
内田 裕子, 大分大学
配分額(総額):3900000, 配分額(直接経費):3900000
本研究は,大分大学教育福祉科学部の美術コースの学生が1999年9月から行っている国立療養所西別府病院筋ジストロフィー病棟での絵画教室ボランティアにおける教材開発を目的としたものである。そこでは,筋ジストロフィーの患者さんが健常者と同じように,あらゆる教材に自由に生き生きと取り組むことができるような造形環境を設計・デザインすることを目標とした。
本研究の実績は次の3つである。1.筋ジストロフィーの患者さんのためのハード教材:「描画製作ボード」の開発,2.筋ジストロフィーの患者さんのためのソフト教材:「教材メニュー」の開発,3.「造形・美術ボランティア」概念の定義。
1の「描画製作ボード」は,患者さんの描画活動を支援する補助具である。患者さん各々の興味関心に対応できるよう,描画以外の造形活動にも使える多目的装置として開発した。その結果,患者さんの製作への意欲及び能力を高め,リハビリテーションにも寄与することができた。また,大分県産の材料を使い,県内の中小企業で製作することを目指したため,地域社会・経済に資する大学及び造形・美術の在り方を示すことにもなった。2の「教材メニュー」は,患者さん用の造形・美術の教科書に相当する。患者さんの心身の状態に適した教材を開発し,カリキュラム化した。3では,絵画教室ボランティアの実践を手掛かりにして,造形・美術の内容に関するボランティアを定義した。
その他,(1)従来に比べて描画補助具が安価に製作できるようになったこと,(2)補助具及び教材メニューの提示によって,患者さんの造形活動に対する意欲が増し「生きる力」に繋がったことなども,成果と認められる。さらに,(3)卒業・修了後,ボランティアを経験した多くの学生が養護学校教諭に採用されていることも,大学におけるボランティア経験の機会を提供した本研究の結果と考えられる。
課題番号:14780149