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大石 直樹(オオイシ ナオキ)
人文社会科学研究科 経営学研究領域 | 教授 |
経済学部 経済学科 |
業績情報
■ 論文- 戦前期における三菱商事と外国売買
大島久幸; 大石直樹
三菱史料館論集, 巻:25, 開始ページ:163, 終了ページ:18.3, 2024年03月 - 戦前期三菱商事と日清製粉の取引関係
三菱史料館論集, 巻:24, 開始ページ:163, 終了ページ:184, 2023年03月, [査読有り] - 三菱商事における組織の再設計 : 商品本部制の継承と進化
大石直樹
三菱史料館論集, 巻:22, 開始ページ:213, 終了ページ:241, 2021年03月, [査読有り]
日本語 - 三菱財閥本社の統括機能ー「統制会社」としての本社の役割
大石 直樹
『三菱史料館論集』, 巻:20, 2019年, [査読有り] - 戦前期三菱石油における為替差損補填問題と増資交渉ー合弁事業の"principle of equality"をめぐって
大石 直樹
『三菱史料館論集』, 巻:19, 2018年, [査読有り] - 三菱石油の設立交渉と意思決定プロセス
大石 直樹
『三菱史料館論集』, 巻:18, 2017年, [査読有り] - 戦前期三菱商事における組織改革ー未完の改革構想とその論理
大石 直樹
『三菱史料館論集』, 巻:17, 2016年, [査読有り] - 戦前期三菱商事の人事制度と海外支店のマネジメント
大石 直樹
『三菱史料館論集』, 巻:16, 2015年, [査読有り] - 戦前期三菱商事の組織機構
大石 直樹
『三菱史料館論集』, 巻:14, 2013年, [査読有り] - 戦間期三菱商事の取引制度
大石 直樹
『三菱史料館論集』, 巻:12, 2011年, [査読有り] - 三菱における航空機事業と三菱重工業の設立
大石 直樹
『三菱史料館論集』, 巻:11, 2010年, [査読有り] - 三菱と共同運輸会社の競争過程ー日本郵船会社の設立をめぐって
大石 直樹
『三菱史料館論集』, 巻:9, 2008年, [査読有り] - 長崎造船所における新船建造事業の確立
大石 直樹
『三菱史料館論集』, 巻:7, 2006年 - 初期三菱の事業化と資金循環
大石 直樹
『経営史学』, 巻:40, 号:3, 開始ページ:3, 終了ページ:26, 2005年, [査読有り]
経営史学会, 日本語
ISSN:0386-9113, CiNii Articles ID:40007251722, CiNii Books ID:AN00069081 - 初期三菱の高島炭坑経営
大石 直樹
『三菱史料館論集』, 巻:6, 号:6, 開始ページ:53, 終了ページ:100, 2005年
三菱経済研究所, 日本語
ISSN:1345-3076, CiNii Articles ID:40006982788, CiNii Books ID:AA11410407
- 戦前期日本の総合商社 : 三井物産と三菱商事の組織とネットワーク
[編者(編著者)]
東京大学出版会, 2023年02月 - 『簡易生命保険誕生100周年史』
大石 直樹, [分担執筆]
2017年 - 『ケースに学ぶ日本の企業』
大石 直樹, [共著]
有斐閣, 2013年 - 『新長崎市史 近代編』
大石 直樹, [分担執筆]
2013年
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
- グローバルネットワークとしての総合商社における組織デザインの研究
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 2020年04月01日 - 2024年03月31日
大石 直樹, 埼玉大学
配分額(総額):3640000, 配分額(直接経費):2800000, 配分額(間接経費):840000
本研究は、国内外の市場において、膨大な種類に及ぶ商品取引の遂行するために張り巡らされたネットワークをもつ総合商社が、直面するリスクを、いかにしてマネジメントしながら、同時に、取扱商品や進出エリアの増大に伴う膨大な費用を抑えることで、どのようにして巨大なネットワーク組織を管理する仕組みを構築しながら、効率かつ安定的な商品取引を実現していたのかを、戦前の二大商社である三井物産と三菱商事が選択した異なる2つの方法に注目しながら、それぞれの組織のあり方について解明するものである。
研究期間2年目にあたる本年度は、両社の異なる組織デザインの違いが、総合商社の競争力を決定する要素として、これまで多くの先行研究が注目してきた人的資源配分において、いかなる差異をもたらすことになったのかというテーマについて検討を行うべく、両社の人材に関する様々な情報の収集および分析を行った。具体的には、毎年刊行されていた両社の社員名簿を用いて、各拠点のトップ(部長や支店長など)のキャリアパスの解明を行った。また三井物産については、社員名簿に記載されている社員の月給データから、昇進・昇給ルートに関する情報についても検討を行った。
また、既に収集していたアメリカ国立公文書館(アーカイブズⅡ)と国立公文書館つくば分館が所蔵する商社の接収史料を用いて、アメリカおよびオーストラリアの支店資料を分析することで、三菱商事と三井物産の海外支店における人事異動の特徴についても検討を行った。
課題番号:20K01932 - 総合商社における競争力の源泉についての比較研究ーメーカーを依存させる装置ー
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 2020年04月01日 - 2024年03月31日
鈴木 邦夫; 大石 直樹; 大島 久幸, 埼玉大学
配分額(総額):4420000, 配分額(直接経費):3400000, 配分額(間接経費):1020000
戦前の総合商社(三井物産、三菱商事、大倉商事など)は、組織(経営管理組織と営業組織)の構造、商品取引の制度(ルール)、人事制度(昇進、昇給)などそれぞれ独自の制度を作り上げただけでなく、これらの諸制度が複合的に作用することで生まれる仕組みを作り上げた。ここでいう仕組みは、メーカーが総合商社に依存せざるをえなくなる仕組みである。仕組みは、製品販売の側面と原料買付けの側面で、それぞれ7つある。
今年度は、製品販売の側面での仕組みについて、①1920年代から1930年代の三菱商事による一手販売契約の全容とその意義を検討し、②1930年代の大倉商事によるオーストラリアへの日本製工業製品(東海電極製品)輸出による市場開拓を分析し、③1910年代から1920年代の三井物産による一手販売契約の全容と競争条件の変化を検討し、④商品に添附し、消費側に商品を訴求して、市場を確保する機能を持つ商標に関して、三井物産の商標(井桁三)と三菱商事(スリーダイヤモンド)がいつどの商品について登録されたかを検討し、登録が遅れたことでどのような問題が生じたのかを明らかにした。
原料買付けの側面の仕組みについては、①1920年代から1930年代の三菱商事による一手買付け契約について検討した。
このほか、総合商社と比較するため、専門商社の日本綿花株式会社の組織(本店中心主義)と経営の特徴(社長への権限集中など)を検討し、同社の製品販売の側面、原料買付けの側面での仕組みを分析するための前提作業をおこなった。
課題番号:20K01803 - 持株会社によるグループ経営の統括機能に関する研究
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 2016年04月01日 - 2020年03月31日
大石 直樹, 埼玉大学
配分額(総額):3510000, 配分額(直接経費):2700000, 配分額(間接経費):810000
本研究は、グループ経営の本社である持株会社が果たすガバナンスおよび統轄機能を解明するため、戦前の財閥を研究対象として、歴史的事実の発見と、それに基づく理論化を試みたものである。グループ内における意思決定プロセスや、同族・本社・傘下企業間の権限関係に注目することによって、多角的な事業展開を行うに際しての組織内での力学のあり方、具体的には、財閥のオーナーである同族と、財閥本社および傘下企業のマネジメント層といった3者の間における利害調整の方法やグループとしての意思決定に関する交渉プロセスの分析を通じて、従来ほとんど解明されていなかった、財閥グループ内における意思決定のあり方を明らかにした。
課題番号:16K03804 - 総合商社における営業組織構造とリスクテイク・リスク管理の比較研究
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 2016年04月01日 - 2020年03月31日
鈴木 邦夫; 大石 直樹; 大島 久幸, 埼玉大学
配分額(総額):4420000, 配分額(直接経費):3400000, 配分額(間接経費):1020000
本研究は、三井物産・三菱商事のリスクテイクとその管理に焦点を当て、その仕組みがどのように形成され、どのように異なるかを明らかにした。
日清戦後に、三井物産では、本店が価格変動リスクと与信リスクの範囲を限定し、その範囲内で支店がリスクテイクする権限をあたえ、その権限の範囲を超えていないかを監視する仕組みが作られた。また、リスクテイクの失敗に備えて、資金を本店や支店に積み立てる制度が日清戦後に作られた。1909年以降は、税金との関係で、積立金を秘匿するようになった。後発の三菱商事では、第1次大戦後に、本店が価格変動リスクと与信リスクの範囲を狭く限定し、支店にリスクテイクの権限を与えなかった。
課題番号:16K03768 - 総合商社の構造比較と競争優位に関する研究ー三井物産・三菱商事を中心に-
日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 2013年04月01日 - 2016年03月31日
鈴木 邦夫; 大石 直樹, 埼玉大学
配分額(総額):4420000, 配分額(直接経費):3400000, 配分額(間接経費):1020000
戦前における総合商社(三井物産と三菱商事)を比較した。主に利用した資料は、米国の国立公文書館所蔵の三井物産資料と三菱商事資料、三井文庫所蔵の三井物産資料、三菱史料館所蔵の三菱商事資料である。
それらの資料を分析することによって、第一に営業組織がどのように異なるのか、内部取引のルールがどのように異なるのか、支店長の職務権限がどのように異なるのか、昇級と賞与の制度がどのように異なるのかなどを明らかにし、第二にそれらの差異によって、両商社の競争上の優位あるいは劣位が生じたかを明らかにした。
課題番号:25380421 - -
競争的資金 - -
競争的資金